東京都の“発熱相談”
爆発的に感染拡大した第3波を超え最多に

2021年7月27日

新型コロナウイルスの感染の疑いがある人に医療機関を紹介する、東京都の「発熱相談センター」への相談が、これまでで最も多かった第3波を上回りました。相談が増えると、感染確認も増える傾向があることから、都は警戒を強めています。

東京都は、かかりつけ医がいない人で発熱など、新型コロナウイルスの感染の疑いがある人に対し「発熱相談センター」を通じて、受診できる医療機関を紹介しています。

相談件数の7日間平均は、およそ1000件だった6月下旬から増加が続いていて、7月25日時点では2724件となりました。

感染が爆発的に拡大した第3波でピークだった、2021年1月4日の2676件を上回っていて、これまでで最も高い水準です。

1日ごとの件数を見るとと、おとといまでの4連休は、
▽7月22日が3589件
▽7月23日が3386件
▽7月24日が3192件
▽7月25日が3323件と、
いずれも3000件を超えました。

これまでに3000件を超えたのは、2021年1月3日の3239件だけで、この4連休中に相談が急増していて、都は警戒を強めています。

都の担当者は「連休中に相談できる医療機関が少なかったことに加えて、感染が拡大していることが相談の増加につながったと見ている。発熱相談が増えると、感染確認も増える傾向がある。市中でまん延している状況なので、基本的な対策を徹底して、外出は控えてほしい」と呼びかけています。