小池知事
「緊急事態宣言の発出 政府に要請も視野」

2021年4月18日

東京都の小池知事は、新型コロナウイルスの都内での感染確認が増加傾向で、人の流れを抑制するためにも緊急事態宣言の発出を政府に要請することも視野にスピード感をもって検討していく考えを示しました。

小池知事は4月18日夜、記者団に対し、都内での新規陽性者数の4月18日までの7日間平均が前の週の125%となり、増加傾向が続いていることについて、「右上がりの基調が変わっていない。きょうも若い人たちが繁華街にたくさんいるようだ。ひと事と思わないで、『自分が人の流れをつくっている』ということを共有していきたい」と述べました。

そのうえで、「今は、先手先手の対応が不可欠だ。危機管理はできるだけ早く対策を打つことによって、その効果をより有効に出せると考えている。人の流れの抑制の効果的な方法や医療提供体制の強化策などを実施するためにも、緊急事態宣言の発出を政府に要請することも視野に入れて、スピード感をもって検討するよう都の職員に指示した」と述べました。

また、記者団から宣言を要請する時期を問われたのに対し、小池知事は「感染確認は上昇基調で、スピード感を持って考えなければならない」と述べるにとどめました。