東京 ワクチン優先接種始まる
一部の医療機関

2021年3月5日

新型コロナウイルスのワクチン接種で、医療従事者などへの「優先接種」が都内の一部の医療機関でも始まりました。

新型コロナウイルスのワクチン接種では、2月から始まった「先行接種」に続き、都道府県が主体となった医療従事者などへの「優先接種」が行われています。

このうち都内では3月4日から、一部の医療機関で優先接種が始まり、3月5日は文京区にある都立駒込病院での接種の様子が報道機関に公開されました。

最初に接種を受けたのは神澤輝実院長で、今の体調やアレルギー症状がないかなどを記した問診票をもとに、医師のチェックを受けたうえで臨んでいました。

3月5日は医師や看護師、放射線技師などが接種を受け、接種のあとは15分間、会場で待機し、ワクチンの副反応がないかを確認していました。

駒込病院では3月5日から4日間で、医療スタッフのほか、病院に出入りする清掃業者なども対象に、およそ2000人に接種を行うということです。

都内の優先接種ではおよそ60万人が想定されていて、このうち10万人分のワクチンは来週までに届く予定です。

神澤院長は「ワクチンによって院内感染を防げるのではないかと期待している。すべての人に行き渡るまでには時間がかかると思うので、コロナの治療を頑張っていきたい」と話していました。