東京都
高齢者施設の全職員対象にPCR検査へ
3月末までに実施

2021年2月12日

東京都内の新型コロナウイルスの感染状況などを分析・評価する新型コロナウイルスの感染が高齢者施設などで相次いでいることを受けて、東京都は特別養護老人ホームなどのすべての職員を対象に、3月末までに集中的な検査を行うことになりました。

都内では、感染すると重症化するリスクが高い高齢者が暮らしたり利用したりする高齢者施設でのクラスターが相次いでいて、感染状況と医療提供体制の改善に向けた課題となっています。

施設での感染の広がりは職員が端緒となったケースも報告されていて、都は、高齢者施設で働くすべての職員に集中的なPCR検査を行うことになりました。

対象は、都内の特別養護老人ホームと介護老人保健施設、それに介護医療院で働くすべての職員です。

希望した施設にPCR検査のキットを送るということで、都は、3月末までに集中的な検査を終えたいとしています。

2月12日の記者会見で、小池知事は「ワクチンの接種が始まるまでの間は極めて重要な時期になる。確実に検査していけるよう工夫をしていく」と述べました。