小池都知事
“年末年始は重要局面”
外出自粛を改めて呼びかけ

2020年12月25日

東京都の小池知事は、新型コロナウイルスの感染が勢いを増しているという認識を示したうえで「年末年始は来年の東京の姿を占う重要な局面だ」と述べ、買い物や通院など、やむをえない場合を除いて外出を自粛してほしいと改めて呼びかけました。

東京都の小池知事は12月25日、ことし最後の定例記者会見に臨みました。

このなかで小池知事は、この1年を振り返り「東京都にとって、ことしは本当にひどい年だった。新型コロナウイルスの感染拡大や東京オリンピック・パラリンピックの延期があり、経済が傷つき、これまでの日常がいかにぜい弱なものであったかを見せつけられた1年だった」と述べました。

そして、感染が勢いを増しているという認識を示したうえで「この年末年始は来年の東京の姿を占う重要な局面になる。一丸となって感染を食い止めなければならない」と述べ、買い物や通院など、やむをえない場合を除いて外出を自粛してほしいと改めて呼びかけました。

そのうえで「『ひとりひとりの行動が来年を決める』ということを改めて心に刻んで『感染しない、感染させない』という静かな年末年始や正月にしていただきたい。一転して来年をすばらしい年にするために、協力を改めてお願い申し上げる」と強調しました。

このほか小池知事は、感染拡大防止に向けた都の対策について「すでにお願いすべきことは、すべてしていて、お願いしかできないことが最大の問題だ。立法府で法律を改正し、政府にしっかり対応していただきたい」と述べ、新型コロナウイルス対策の特別措置法を早期に改正するよう求めました。