都の専門家「感染状況の
警戒レベル1段引き下げも注意を」

2023年2月9日

都内の感染状況と医療提供体制を分析・評価するモニタリング会議が2月9日、都庁で開かれました。

この中では新規感染者数の7日間平均が、2月8日時点で2652人と、前の週の66%となり、4週連続で100%を下回っていることが報告されました。

また、入院患者数は前回の2月1日時点に比べて552人少ない1946人だったということです。

こうした状況を踏まえ、専門家は4段階ある警戒レベルのうち、感染状況について、現在のレベルを1段引き下げ、下から2番目としました。

感染状況の警戒レベルが下から2番目になるのは2022年11月中旬以来、およそ3か月ぶりです。

一方、医療提供体制の警戒レベルについては、重症患者の数がほぼ横ばいであることなどから上から2番目を維持しました。

国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は「新規感染者数は継続して減少しているものの、報告に表れない潜在的な感染者も多くいる可能性がある」として注意を呼びかけました。