コロナ新規感染7日間平均
「前週比130%に」都モニタリング会議

2022年11月4日

新型コロナウイルスの感染状況と医療提供体制を分析・評価する東京都のモニタリング会議が開かれ、専門家は新規感染者数の7日間平均の前週比が130%となったことに警戒感を示し、感染対策の徹底を呼びかけました。

都は11月4日、感染状況や医療提供体制について分析・評価するモニタリング会議を開き、4段階ある警戒レベルについて、いずれも上から3番目を維持しました。

会議では、新規感染者数の7日間平均が2日時点で4305.9人と、前の週に比べ130%となっていることが報告されました。

これについて専門家は「前回の97%から今回は130%と、感染拡大の指標となる100%を上回っていて、今後の急激な増加に注意を払う必要がある」として警戒感を示しました。

また、入院患者数は1週間前の10月26日より344人多い1654人で、2週連続で増えました。

感染者が増えていることについて、専門家は「第6波、7波で獲得した免疫が落ちてきていることや、寒くなって部屋の換気がされないこと、また、水際対策の緩和などが要因として考えられる」と分析し、換気やワクチンの接種など、感染対策の徹底を呼びかけました。

小池知事「命守るためにも速やかな接種を」

新型コロナ対策について東京都の小池知事は記者会見で「これからも臨時の接種会場を区部や多摩地域に設けていく。1度コロナに感染しても免疫は徐々に下がり、再感染のリスクが高まるということなので、自分自身だけでなく、多くの人の命を守るためにも、速やかな接種をお願いしたい」と述べました。