政府の「全国旅行支援」
東京都 初日の10月11日からは実施せず

2022年9月29日

政府の観光需要の新たな喚起策「全国旅行支援」について、東京都は、準備に時間がかかるなどとして、期間の初日となる10月11日からは実施しない考えを示しました。

政府の観光需要の新たな喚起策「全国旅行支援」は、10月11日から12月下旬までの期間、都道府県が国の財源で実施するもので、旅行代金を1人1泊当たり最大で8000円、クーポン券も含めると最大で1万1000円の割り引きを受けることができます。

都の幹部は、都内での旅行について9月28日の都議会で新型コロナの感染状況や専門家の意見を踏まえる必要があることやホテルの募集などにおおむね1か月の準備がかかることを明らかにしました。

都議会のあと小池知事は記者団に対し、「専門家から意見を聴くというコロナに対しての判断と実務的にクーポンを印刷することなどで、若干時間はかかる」と述べ、10月11日からは実施しない考えを示しました。

都は「適切な判断を行い、効果の高い観光振興策として実施したい」としています。