都営バス 運転手にコロナ感染拡大
一部路線で8月4日から減便へ

2022年8月2日

都営バスの運転手に新型コロナウイルスの感染が広がっているとして、東京都は8月4日から、一部の路線で便数を減らして運行すると発表しました。

都によりますと都営バスの運転手の新型コロナの感染が7月から相次いでいて、8月2日現在、57人が感染しているほか、44人が濃厚接触者となって出勤できない状態だということです。

このため都は通常ダイヤでの運行継続が困難になったとして、8月4日から一部の路線で便数を減らして運行することを決めました。

便数が減るのは大塚駅から錦糸町駅を結ぶ「都02」など8つの路線で、合わせて179便が運休となり、1時間当たりでは、おおむね1本から2本の運休となります。

都はこれまで新型コロナに感染した運転手の代わりに、応援の人を充てるなどして通常運行を維持してきましたが、感染拡大の影響が長期化し、応援に出せる人も少なくなったため、今回の減便に踏み切りました。

新型コロナの影響による都営バスの減便は初めてで、今後の感染状況によっては、さらに影響が拡大する可能性があるということです。

都交通局は「利用者に不便をかけるが、ご理解いただきたい」としています。