都内の自宅療養者1万人超に
第5波以来 感染急拡大で一気に増加

2022年1月18日

新型コロナウイルスの感染の急拡大に伴って、東京都内では、自宅療養中の人が増えていて、1月17日、1万人を超えました。2021年夏の第5波以来の水準です。

都内で、新型コロナウイルスの感染が確認されて自宅療養中の人は、年明けの1月1日まで、2か月余りにわたって100人を下回っていましたが、感染の急拡大に伴って一気に増加しました。

1月9日に1000人、5日後の1月14日は5000人をそれぞれ超えるなど、増加のスピードが加速しています。

そして1月17日、1万人を超えて1万814人となりました。

1万人を超えるのは、2021年夏の第5波以来の水準です。

第5波では、2021年7月31日に初めて1万人を超えたあと、およそ2週間後の8月12日には2万人を超えました。

ピークは8月21日で、2万6409人に上りました。

この時は、医療提供体制がひっ迫したため、入院先が見つからず自宅療養を余儀なくされた人も増えたほか、体調が急変して自宅で亡くなるケースも相次ぎました。

感染力が強いとされる今回のオミクロン株では、自宅療養中の人から家族に感染するケースが一層、懸念されています。

都は、宿泊療養施設を拡充して利用を促すとともに、自宅療養中の人の健康観察を行うフォローアップ体制や、医師会と連携した往診の体制の強化などを進めています。