東京都 医療提供体制の警戒レベル
“最も低い”に引き下げ

2021年11月25日

東京都内の新型コロナウイルスの感染状況と医療提供体制について専門家が分析・評価するモニタリング会議は医療提供体制の警戒レベルを4段階のうち最も低いレベルに引き下げました。

これにより感染状況と医療提供体制の両方が初めて最も低いレベルになりました。

東京都は11月25日、都内の感染状況と医療提供体制について専門家が分析・評価するモニタリング会議を開きました。

このなかで専門家は医療提供体制について、4段階のうち最も低い警戒レベルに引き下げました。

専門家は「救急患者の受け入れ態勢はいまだ影響を受けている」と評価したものの「通常の医療との両立が安定的に可能な状況である」と総括しています。

ただ「感染拡大のリスクが高くなる冬に備えた態勢整備が必要である」と指摘しました。

また10月28日に最も低いレベルに引き下げられた感染状況の警戒レベルは、25日も維持されました。

専門家は「引き続きワクチン接種を推進するとともに、基本的な感染防止対策を徹底することで抑え込む必要がある」と指摘しています。

都のモニタリング会議は、2020年7月から行われていますが、感染状況と医療提供体制の両方が最も低いレベルとなるのは今回が初めてです。