埼玉県 「まん延防止等重点措置」
1か月程度延長を国に要請

2021年7月7日

埼玉県は、7月11日が期限となっている「まん延防止等重点措置」について、「感染拡大が抑えられていない」として、1か月程度延長するよう政府に要請しました。

埼玉県は7月7日午後、県の専門家会議を開き、7月11日が期限となっているまん延防止等重点措置について、延長すべきかどうか意見を聞きました。

会議のあと、大野知事は「感染拡大が抑えられていない。大変残念だが要請せざるをえない」と述べたうえで、政府に対してまん延防止等重点措置を1か月程度延長するよう要請したことを明らかにしました。

国が延長を決めた場合、対象地域は現時点ではこれまでと同じく、さいたま市や川口市とする方針です。

また、大野知事は重点措置の対象地域以外でも新規の感染者数が増えているとして、今後の感染状況を見ながら、地域の拡大も検討するとしています。

大野知事は「先週と今週は、これまで多かった家庭内感染に迫る勢いで、東京由来とみられる感染者が増えている。県境を越える移動について警戒を強めたい」と述べました。