三重県「まん延防止等重点措置」適用
要請を正式決定

2021年4月26日

三重県は4月、県内で新規感染者が急増していることなどを受け「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請することを、4月26日に正式に決めました。対象地域には、感染拡大が著しい県北部の四日市市を含めることにしていて、そのほかについては医療提供体制なども考慮し、政府と調整を進める方針です。

三重 新規感染者が急増

三重県は4月26日午前、県庁で開かれた新型コロナウイルスの対策会議で「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請することを正式に決定しました。

それによりますと、県内では1日に発表される感染者が4月24日に72人と、これまでで最も多くなるなど、新規感染者が急激に増え、特に県北部の四日市市では4月23日までの1週間の感染者数が3月中旬に比べ、11倍以上と著しく増えました。

三重県は措置の対象となる地域に四日市市を含めることにしたうえで、そのほかの地域については、地域の感染状況や医療提供体制などを考慮して政府と調整を進める方針です。

鈴木知事は「現在の県内の医療提供体制は、かろうじてコロナ対応と一般医療を両立できているが、このまま感染者が増えれば困難になる」と述べ、隣り合う岐阜県とも連携しながら政府と措置について協議する考えを示しました。