愛媛県
「まん延防止等重点措置」適用を国に要請

2021年4月21日

愛媛県は新型コロナウイルスの県全体へのまん延の危機が迫っているとして、国に対し「まん延防止等重点措置」を適用するよう4月21日夜、要請しました。

愛媛県では4月21日、過去2番目に多い53人が新型コロナウイルスに感染したことが発表され、感染の高止まりの状態が続いています。

こうした中、愛媛県は県全体へのまん延の危機が迫っているとして、国に対し「まん延防止等重点措置」を適用するよう4月21日夜、要請しました。

「重点措置」の適用には、政府の分科会が示す指標で「ステージ3」相当であることが目安となっています。

愛媛県は「新規感染者数」などの指標で「ステージ3」の基準を超えているとしていて、県は特に厳しい感染状況が続いている松山市での「重点措置」の適用を想定しています。

愛媛県は、これ以上の感染拡大を早急に食い止める必要があるとしてすでに、県独自の対応として営業時間短縮要請の県内全域への拡大や外出の5割削減などを打ち出しています。

愛媛県の中村知事は4月21日の会見で「これ以上の感染拡大は救急医療への影響も出かねない状況なので何としても食い止めたい」と述べました。