千葉県 まん延防止等重点措置
対象地域と具体的な内容 決定

2021年4月16日

千葉県は「まん延防止等重点措置」の適用が決まったことを受けて、県北西部の5つの市を対象に、飲食店などの営業時間をこれまでより1時間早い午後8時までとするよう要請するなど、具体的な重点措置の内容を正式に決定しました。

千葉県は4月16日午後7時半から対策本部会議を開き、冒頭、熊谷知事は16日、2度目の緊急事態宣言解除後、2日連続で感染者数が最多となったことを受け「今後、病床の状況が厳しくなっていくと考えられ、さらなる感染拡大防止に取り組みたい」と述べました。

そして、県として「まん延防止等重点措置」の対象の地域や内容を正式に決定しました。

それによりますと対象地域は、東京都との往来や新規感染者数などを踏まえ、県北西部の船橋市と市川市、松戸市、柏市、浦安市の合わせて5つの市とします。

措置の期間は、4月20日から5月11日までで、飲食店に対して営業時間をこれまでより1時間早い午後8時までにするよう求め、感染防止対策の徹底について見回り調査も実施します。

対象となる飲食店は、5つの市でおよそ1万4000店舗に上るということです。

さらに、このほかの地域の飲食店についても、引き続き営業時間を午後9時までにするよう求めるほか、県内すべての地域で不要不急の外出自粛や飲食店でのカラオケ設備の利用自粛を呼びかける方針です。

また、要請に応じた事業者に対する協力金については、対象の地域かどうかや事業規模に応じて支給される予定です。

熊谷知事「大型連休 県内に来るのも控えて」

会議のあと熊谷知事は「緊急事態宣言を出す前に強い措置ができたことは1つの対策になる。どのような効果につながるかは千葉県を含めた1都3県の取り組みにかかっている。大型連休には行楽や帰省が増えるが、不要不急の外出自粛の徹底をお願いしたい。県内に来るのも今は控えていただきたい。変異ウイルスに切り替わっていく新たな段階を迎えていて10日、2週間後に結果につながるように、県民と徹底した対策を取っていきたい。ワクチンの速やかな接種を含めて、措置の対象地域の拡大ではなく解除できるように取り組んでいきたい」と述べました。