神奈川 黒岩知事
4月14日の感染者200人超で「まん延防止」要請へ

2021年4月14日

神奈川県内で4月14日、新型コロナウイルスの新規の感染者数が200人を超えたことを受けて、黒岩知事は4月15日、県の対策本部会議を開き、政府に対し「まん延防止等重点措置」の適用を要請することを決める考えを示しました。

黒岩知事は先週、県内で1日の新規の感染者数が200人程度になった場合、状況を総合的に判断したうえで「まん延防止等重点措置」を適用するよう政府に要請する考えを示していました。

県内では4月14日、横浜市で66人、川崎市で62人の感染が確認されるなど、県全体で確認された感染者数は205人となり、3月、緊急事態宣言が解除された後、初めて200人を超えました。

また、陽性者に対するモニタリング調査の結果、4月に入って変異ウイルスの割合が、30%余りに急増したこともわかっています。

黒岩知事は、記者団の取材に応じ「直ちに要請の準備に入りたい」と述べ、4月15日、県の対策本部会議を開いて、政府に対し「まん延防止等重点措置」の適用を要請することを決める考えを示しました。

4月15日の会議では、県内の感染状況を分析し、重点措置を適用する地域についても検討するということです。

黒岩知事は「重点措置が適用されることになれば、その期間は少なくとも大型連休が終わるまでになると思う。感染をおさえられるよう協力をお願いしたい」と述べました。