高知県「まん延防止」適用
飲食店への時短要請など始まる

2022年2月12日

新型コロナウイルスの感染の急拡大が続く高知県は、2月12日からまん延防止等重点措置が適用され、飲食店を対象に営業時間短縮の要請などが始まりました。

高知県では、2月11日に発表された感染者は過去最多の310人にのぼり、感染の急拡大が続いていて、2月12日から3月6日までまん延防止等重点措置が適用されています。

重点措置では、県は県内全域を対象に飲食店の営業時間の短縮を要請し、県民に対し不要不急の外出や県外への移動を控えるよう呼びかけています。

初日の2月12日、高知市の観光名所、高知城には午前中から県内外から訪れる人の姿が見られました。

高知市の20代の男性は「きのうの兄の結婚式で県外から来た親戚に高知城を案内しています。しっかり感染防止策を取って皆で祝うことができてよかったです。早く収まって以前のように気兼ねなく話せる日が戻ってほしい」と話していました。

一方、高知市中心部にある50余りの飲食店などが入るひろめ市場はふだんより人の姿はまばらで、一部、休業する店もありました。

飲食店の従業員の女性は「例年の3連休の土曜日だと並んでもらうほどですが、きょうは人が少ないと感じます。テイクアウトを強化するなどなんとかこの難局を乗り切りたいです」と話していました。