広島県 まん延防止等重点措置
あすから県内全市町に拡大へ

2022年1月13日

新型コロナウイルス対策で広島県に適用されている「まん延防止等重点措置」について、県は1月14日以降、対象区域を現在の13の市と町から、県内のすべての市と町に拡大することを決めました。

広島県は1月13日、新型コロナウイルス対策本部の会議を持ち回りで開きました。

そして、1月9日から31日まで県に適用されている「まん延防止等重点措置」について、対象区域を1月14日以降現在の13の市と町から、県内23のすべての市と町に拡大することを決定しました。

新たに重点措置の適用が決まったのは府中市、三次市、庄原市、安芸高田市、熊野町、安芸太田町、北広島町、大崎上島町、世羅町、神石高原町の10の市と町です。

県は、これらの10の市と町の飲食店にも営業時間を午前5時から午後8時までの間に短縮し、酒類の提供は、利用者の持ち込みも含めて行わないよう要請することを決めました。

ただ、やむをえない事情がある場合は、遅くとも1月17日から協力するよう求めることにしています。

また、要請に応じた飲食店には協力金を支給する方針です。

具体的には休業、営業時間の短縮とも、中小企業の場合が売り上げに応じて1日に3万円から10万円、大企業が1日に最大20万円とします。

一方、大規模イベントの入場人数の上限については、大声を出す場合には、5000人までの参加人数の上限か、収容人数の半分までのいずれか少ないほうとし、主催者が感染防止安全計画を策定して県の確認を受けた場合は、大声を出さないことを前提に2万人まで認めるなどとしています。

このほか、県全域で外出を半分にすることやWEB会議やテレワークで出勤者を減らし、午後8時以降の勤務を削減することなどを求めることにしています。

また、県境を越える移動は最大限自粛し、県内の移動も極力控えるよう要請することにしています。

湯崎知事は記者会見で「広島県の感染拡大はまさに想像を絶する速度だ。皆さんご自身の健康を守るためにまた医療を守るためにどうかご協力いただき、お一人お一人が今できる行動をとってほしい」と呼びかけました