宮城「まん延防止措置」
県内全域の飲食店などに時短要請へ

2021年4月5日

新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い、宮城県では4月5日、「まん延防止等重点措置」が適用され、4月5日夜から5月6日までの1か月間、県内全域の飲食店などに対し営業時間の短縮を要請します。

宮城県では3月31日、過去最多となる200人の感染確認が発表されるなど、新型コロナウイルスの感染が再拡大していて、国は4月5日、宮城県など1府2県に「まん延防止等重点措置」を初めて適用しました。

これを受けて、県は4月5日夜から5月6日の朝まで、飲食店などに対する営業時間の短縮を仙台市内から県内全域に拡大して要請します。

対象となるのは、仙台市内は原則、食品衛生法で「飲食店」の営業許可を得ているすべての店、仙台市以外は、カラオケ店を含む「酒類を提供する店」と「接待を伴う店」です。

仙台市内は酒類の提供は午後7時まで、営業は午後8時までとし、仙台市以外は午後9時までの営業とするよう要請します。

このほか県は仙台市内の運動施設や映画館、遊興施設などについても、営業時間を午後8時までとするよう協力を求めることにしています。

村井知事は4月3日の記者会見で、県内の医療体制がひっ迫していることへの危機感を示したうえで「要請に従わず、夜間も営業している飲食店の利用は控えるほか、マスク会食やテレワークの推進などの感染防止対策を県民一人ひとりが徹底してほしい」と訴えました。