吉村知事「大阪市での聖火リレー中止すべき」
重点措置の対象で

2021年4月1日

大阪府の吉村知事は、政府が新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」を4月5日から1か月間、大阪府などに適用する方針を固めたことを受け、大阪市での聖火リレーは中止すべきだという考えを示しました。

新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて、政府は4月1日、緊急事態宣言が出されていなくても、集中的な対策を可能にする「まん延防止等重点措置」を大阪府などに適用することを決定する方針です。

これについて大阪府の吉村知事は記者団に対し、重点措置が適用された場合は感染が急拡大している大阪市を対象地域としたうえで、市民に対し不要不急の外出の自粛を要請する考えを示しました。

そのうえで、4月14日に大阪市で予定されている聖火リレーへの対応について「不要不急の外出自粛要請は重点措置の期間に集中的に取り組むべきで、大阪市内における聖火リレーは中止すべきだと思う。これから大阪市や大会の組織委員会とも協議に入りたい」と述べ、大阪市での聖火リレーは中止すべきだという考えを示しました。

また、4月14日に大阪 北区の大阪市中央公会堂前で予定されている、聖火を迎える式典「セレブレーション」については、無観客で実施すべきだという考えを示しました。

一方、4月13日と14日に予定されている大阪市以外の府内の地域での聖火リレーについては、感染対策を徹底したうえで実施したいという考えを示しました。