“就学前の子ども マスク着用一律に求めず”
政府方針案が判明

2022年5月18日

新型コロナ対策としてのマスクの着用について、政府は、2歳以上で就学前の子どもに着用をすすめてきた対応を見直し、着用を一律に求めることはしないとしています。

それによりますと、マスクの着用は基本的対処方針で感染対策の1つとして位置づけられており、諸外国では屋外でのマスクの着用義務を緩和する動きがあるものの、現時点では着用の考え方が変わるような科学的なエビデンス・証拠は得られていないとしています。

そのうえでマスクを外してよい場面は、正しく国民に伝わるよう周知内容をより明確化し、リーフレットなどで幅広く周知・徹底を行うとしています。

そして、子どものマスク着用について2歳未満の乳幼児は、人との間隔が取れない場合も含めて着用はすすめないとしています。

また2歳以上で就学前の子どもは、オミクロン株を踏まえた対策として、これまで「一時的に着用をすすめる」としてきた対応を見直し、人との間隔が取れない場合も含めて着用を一律に求めることはしないとしています。

政府は5月19日にこの方針案を厚生労働省の専門家会合に示して意見を求めたいとしています。