「博多祇園山笠」
3年ぶりコロナ禍の前と同じ形で開催へ 福岡

2022年4月20日

福岡市の伝統の夏祭り「博多祇園山笠」がコロナ禍の前と同じ形で3年ぶりに開催されることが、4月20日開かれた主催団体の総会で決まりました。

「博多祇園山笠」は、勇壮な「舁き山笠」と豪華な「飾り山笠」で知られる博多伝統の夏祭りですが、ここ2年は新型コロナの影響で飾り山笠の展示だけが行われました。

4月20日は、2022年の開催を検討する「博多祇園山笠振興会」の総会が福岡市博多区の櫛田神社で開かれ、全会一致で3年ぶりの開催を決定しました。

2022年は、コロナ禍の前と同じように「舁き山笠」「飾り山笠」ともに行われます。

実施に際しては引き続き、感染対策が徹底され、関係者にはワクチン接種やPCR検査などの実施を義務づける方針です。

一般の人には、密を避けるためにテレビなどで見るよう呼びかけることにしています。

また、今後の感染状況によっては、開催の規模を縮小したり、延期したりする可能性もあるということです。

「博多祇園山笠振興会」の武田忠也会長は「山笠を開催しないとほかの祭りもできないという意見を多く聞いている。見学者が集まって密になる問題もあるのでテレビなどを通した観賞をお願いしたい」と話しています。