インフルエンザ 全国的な流行期入り
コロナ拡大以降初 厚労省

2022年12月28日

新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されているインフルエンザについて、厚生労働省は全国的な流行期に入ったと発表しました。
全国的な流行期に入るのは、新型コロナの感染拡大が起きて以降初めてです。

厚生労働省によりますと、12月25日までの1週間に全国およそ5000か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は前の週より3511人多い6103人でした。

インフルエンザは、1医療機関当たりの1週間の患者数が全国で1人を超えると「全国的な流行期」入りとされていますが、現時点で「1.24人」となり、「1人」を上回って流行期に入ったとしています。

インフルエンザは、2020年から2021年のシーズンと、2021年から2022年のシーズンは全国的な流行にはならず、流行期に入るのは新型コロナが感染拡大して以降、初めてとなります。

厚生労働省は、新型コロナとインフルエンザの同時流行のおそれがあるとして、インフルエンザワクチンの接種を検討するとともに、適切なマスクの着用や消毒、換気などの基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。