コロナとインフル同時流行懸念
年末年始の医療体制強化 東京

2022年12月23日

新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念される中、東京 世田谷区で、年末年始も含めて区内の15歳以下の子どもの診療を行う臨時の診療所が開設されるなど、年末年始の医療体制を強化する動きが出ています。

世田谷区 15歳以下対象の臨時診療所開設

世田谷区が設置したのは、区内の15歳以下の子どもを対象にした臨時の診療所で、12月19日に開設しました。

診療所は予約制で、区のホームページから予約でき、一日当たり最大80人の患者に対応できる体制で運用され、新型コロナやインフルエンザの検査や診療を行うということです。

臨時の診療所は2023年3月末まで設置され、2月末までは年末年始を含め土日や祝日も対応する予定です。

世田谷区保健医療福祉推進課の小泉輝嘉課長は「地域の医療機関の中には年末年始に休みになるところもあるので、臨時の診療所の開設が少しでも地域医療の助けとなり、安全安心につながってほしい」と話しています。

目黒区 予約制の発熱外来開設へ

このほか目黒区も、12月30日から1月3日まで、地元の医師会の協力を得て、重症化リスクの高い人を優先して新型コロナやインフルエンザの検査や診療を行う予約制の発熱外来を開設するなど、年末年始の医療体制を強化する動きが出ています。