大学で新型コロナとインフルエンザ
ワクチン同時接種開始 千葉

2022年11月29日

新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念される中、千葉県習志野市にある大学は、学生や教職員を対象に両方のワクチン接種を同時に行う取り組みを11月29日から始めました。

この取り組みは、千葉工業大学が習志野市内にある2つのキャンパスに設けた接種会場で11月29日から行っています。

会場では学生や教職員を対象に、新型コロナのオミクロン株に対応するワクチンの4回目の職域接種と同時に、インフルエンザのワクチン接種も行っていて、通常4000円前後かかる費用は全額、大学側が負担するということです。

また、接種の誤りを防ぐため、それぞれのワクチンの接種会場は別々の建物に設けられています。

大学によりますと、この取り組みによって、12月4日までの日程で学生と教職員合わせて1200人ほどが両方のワクチン接種を済ませる見通しだということです。

4年生の女子学生は「費用を負担してもらえるのは助かるし、同時にワクチンを接種できるのは効率もいいと思います」と話していました。

千葉工業大学の福江聡総務部長は「2つのワクチンを同時に打っても問題がないということで実施を決めました。今後、試験や就職に向けて大事な時期になるので、ぜひ活用してもらいたい」と話していました。