コロナ インフル同時流行に備え
オンライン診療など呼びかけへ

2022年10月7日

新型コロナとインフルエンザの同時流行に備え、厚生労働省は発熱外来のひっ迫を避けるため、発熱しても重症化リスクが低く、新型コロナの抗原検査で陰性だった場合には、オンラインや電話での診察を呼びかけることを検討しています。

厚生労働省の専門家会合ではインフルエンザが例年より早く流行し、新型コロナと同時に流行して、発熱外来がひっ迫することへの懸念が示されています。

これを受けて厚生労働省が検討している対策では、発熱などの症状が出ても重症化リスクが低い人はすぐに発熱外来を受診せず、まずは自宅などで新型コロナの抗原検査を受けてもらい、陰性の場合にはオンラインや電話での診察やかかりつけ医など、発熱外来ではない医療機関の受診を呼びかけるとしています。

一方、高齢者など重症化リスクが高い人は直接、発熱外来を受診してもらうとしています。

このほか新型コロナとインフルエンザ、両方のワクチン接種を促進する方針です。

厚生労働省は来週にも対策を取りまとめ、公表することにしています。