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北海道の宿泊業者
感染防止対策をPR 利用を呼びかけ

2020年11月18日

北海道内でも新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、ホテルや旅館の経営者たちが感染防止対策をPRして、旅行者に安心して利用してもらいたいと呼びかけました。

感染者の急増を受けて北海道は11月17日、感染リスクを避ける対応がとれない場合は、札幌市と道内のほかの地域との行き来を控えることなどを道民に要請しました。

これを受けて11月18日、北海道内各地のホテルや旅館の経営者たちが会見を開き、道が定めた感染防止対策のガイドライン「新北海道スタイル」を守って営業していることをPRしました。

北海道内の宿泊業は春ごろに大きく落ち込んだ売り上げが、10月にかけて回復傾向になったところでしたが、今回の往来自粛要請で再び宿泊者が減ることを危惧しています。

会見に参加した「北こぶし知床ホテル&リゾート」の桑島敏彦専務は「宿泊業界は感染予防を徹底しているので、自粛の対象には当てはまらないと考えている。お客様には検温や消毒、マスクの着用など、新しい『旅のエチケット』を守って、北海道の旅を楽しんでほしい」と話しました。

自粛要請から一夜明け…

新型コロナウイルスの感染者の急増を受けて、札幌市内で不用不急の外出を控えることなどを求める、北海道の要請が出されてから一夜明け、ふだんは通勤や通学する人で行き交う、市の中心部でも人出が少なくなっています。

感染者の急増を受けて、北海道は11月17日、道民に対し、感染のリスクを避ける対策がとれない場合、11月27日までの期間、札幌市内で不要不急の外出を控えることや、札幌市と道内のほかの地域との行き来を控えるよう要請しました。

要請から一夜明け、札幌市のJR札幌駅前では、通勤や通学する人の姿はふだんよりも少なくなりました。

札幌市の隣の江別市に住む50代の男性会社員は「要請は出ましたが、通勤で行き来をするのは仕方がないと思います。仕事が終わったあとも繁華街には立ち寄らないようにするなど、これまでどおり対策をしていきます」と話していました。

市内に住むパート従業員の40代の女性は「今は経済を回さないといけないという事情も分かりますが、全員で感染対策をしなければならないと思います。行政にはもっと強い自粛の要請を求めます」と話していました。

また、東京から観光に訪れた20代の男性は「自粛の要請はニュースで知りましたが、観光での往来は問題ないと受け止めています」と話していました。