2021年1月22日
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1都3県を対象に2回目の緊急事態宣言が出てから2週間がたちました。感染拡大を抑えるために重要とされるテレワークはどこまで進んでいるのか。NHKがビッグデータを使って都内のオフィス街の今週の人出を分析した結果、先週と大きく変わらず、2020年の宣言時を依然として上回っていることがわかりました。
NHKは、NTTドコモが携帯電話の基地局からプライバシーを保護した形で集めたビッグデータを使って、東京駅と品川駅周辺のオフィス街について、日中時間帯の午後3時台の人の数を分析しました。
東京駅と品川駅周辺のオフィス街
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その結果、1月18日月曜日から21日木曜日までの人出の平均は、東京駅周辺と品川駅周辺のオフィス街のどちらも先週の平日平均と比べて2%の減少と、大きな変化はありませんでした。
2020年12月の平日の平均と比べると東京駅周辺で14%、品川駅周辺で13%、減少しました。
一方で、2020年の1回目の宣言時の平日平均と比べると、東京駅周辺で44%、品川駅周辺で27%、増加しています。
大阪梅田駅と名古屋駅周辺のオフィス街
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また緊急事態宣言が拡大した大阪府と愛知県のオフィス街についても、同様に分析しました。
その結果、1月21日までの4日間の人出は、2020年12月の平日平均と比べて大阪梅田駅周辺のオフィス街は10%、名古屋駅周辺のオフィス街は13%、それぞれ減少した一方で、2020年の1回目の宣言時と比べると大阪梅田駅周辺はおよそ2倍にあたる97%の増加、名古屋駅周辺は86%の増加となりました。
専門家「テレワークは重要な対策」
人の移動の分析に詳しい早稲田大学の佐々木邦明教授は、「先週と比べて人出がそれほど変わらず、このままでは大きく減らないまま推移するおそれもある。テレワークは重要な対策だと思うので、今後もデータの推移を注視していく必要がある」話しています。