「緊急事態宣言」拡大 2府5県
けさの人出に大きな変化なし

2021年1月14日

2回目の緊急事態宣言が2府5県に拡大してから一夜明けた1月14日朝、主な駅周辺の人出をビッグデータを使って分析したところ、多くの地点で2020年12月の平日から大きな変化はなく、2020年の宣言時と比べると多いところで50%近く増加していることが分かりました。

NHKは、NTTドコモが携帯電話の基地局からプライバシーを保護した形で集めたビッグデータを使って、緊急事態宣言が拡大した2府5県の主要な駅周辺の1月14日午前8時台の人の数を分析しました。

その結果、
▽大阪 梅田駅、
▽神戸市の三ノ宮駅、
▽名古屋駅、
▽岐阜駅、
▽福岡市の博多駅、
▽宇都宮駅の、
周辺の人出は、2020年12月の平日の平均と比べて最大で6%の減少と、いずれも大きな変化はありませんでした。

一方、2020年の緊急事態宣言時の平日の平均と比べると、13%から49%増加しています。

各地点の具体的なデータを見てみます。

▽大阪 梅田駅は、2020年12月の平日の平均と比べて2%減少しましたが、2020年の宣言時の平日平均と比べると44%増加しています。

▽京都駅は、2020年12月と比べて13%減少しましたが、2020年の宣言時より34%増加。

▽三ノ宮駅は、2020年12月より4%減少し、2020年の宣言時と比べると23%増加。

▽名古屋駅は、2020年12月より4%減少し、2020年の宣言時と比べると49%増加。

▽岐阜駅は、2020年12月と変わらず、2020年の宣言時と比べると13%増加。

▽博多駅は、2020年12月より6%減少し、2020年の宣言時と比べると23%増加。

▽宇都宮駅は、2020年12月より1%減少し、2020年の宣言時と比べると21%増加しています。