大学入学共通テスト
コロナで追試対象2100人余 2022年の4.6倍

2023年1月25日

新型コロナの影響で、1月行われた大学入学共通テストを受けられず、追試験の対象になった人は、2022年の4.6倍に増えて2100人余りだったことが分かりました。

2023年で3回目となる大学入学共通テストは、全国で51万人余りが出願し、本試験が1月14日と15日の2日間の日程で行われました。

大学入試センターによりますと、2023年追試験の対象になった3893人のうち、新型コロナウイルスの影響で試験を受けられなかった人は合わせて2138人で、2021年の224人を大きく上回ったほか、465人だった2022年の4.6倍に増えました。

このうち、新型コロナに感染した人が2022年より1620人増えて1833人、濃厚接触者になった人が2022年より53人増えて305人でした。

一方、本試験では濃厚接触者になっても一定の条件で試験を受けることができましたが、2023年別室で受験した無症状の濃厚接触者は2022年より92人増え412人でした。

追試験は、1月28日と29日に実施される予定です。