“コロナすでに第8波 加速の危険性も”
全国知事会が緊急提言

2022年11月17日

新型コロナの感染者が増加傾向となる中、全国知事会は対策本部会議を開いていて「すでに感染の第8波に入っている」として、ワクチン接種の促進や、自宅療養の支援強化などを国に求める、緊急提言をまとめました。

新型コロナの国内の新たな感染者は、11月16日まで2日続けて10万人を超え、11月17日も9万3000人余りとなるなど、増加傾向となっています。

こうした中、全国知事会は新型コロナの対策本部会議を開き、会長を務める鳥取県の平井知事は「感染の第8波を実感しており、さらに加速して感染が広がる危険性は否めない。命を守る医療提供体制、それを支える在宅での検査など、課題が多い」と述べました。

また、出席した知事からは「すでに季節性インフルエンザの患者が出ており、同時流行が懸念される」といった指摘や「ワクチン接種の促進のため、重症化予防などのメリットを科学的に周知すべきだ」といった意見が出されました。

そして、全国知事会として、オミクロン株に対応したワクチンの希望者への接種を年内に終えるよう国民にメッセージを打ち出すことや、自宅で療養する患者に対する経過観察や適切な治療が行えるよう都道府県の体制整備を支援することなどを国に求める緊急提言をまとめました。