大手デパート5社 4月の売り上げ
去年比大幅増 制限解除で

2022年5月2日

大手デパート5社の4月の売り上げは、まん延防止等重点措置の解除などによって人出が回復し、いずれも2021年の同じ月を大幅に上回りました。

大手デパート5社は5月2日、4月の売り上げの速報値を発表しました。

それによりますと、2021年の同じ月と比べて、阪急阪神百貨店が42.2%、大丸松坂屋百貨店が22.8%、高島屋が22.6%、三越伊勢丹ホールディングスが20.2%、そごう・西武が12.3%と、いずれも大幅な増加となりました。

緊急事態宣言が出され、一部の店舗の営業を制限していた2021年の反動に加えて、まん延防止等重点措置の解除などによって人出が回復し、4月は、時計や宝飾品などの高額品が好調だったことや、春物やスーツの販売も伸びたことなどが要因です。

一方、国内で新型コロナの感染が広がる前の3年前の4月との比較では、各社ともおよそ10%前後、売り上げが落ちていますが、店舗によっては感染拡大前の売り上げを上回っているところもあるということで、大型連休を含む5月も業績の回復に努めたいとしています。