スーパー 2021年度売り上げ
“巣ごもり需要”で2年連続増加

2022年4月21日

全国の主なスーパーの2021年度1年間の売り上げは、前の年度と比べておよそ3%増え、2年連続で増加しました。
いわゆる巣ごもり需要で食料品の販売が好調でした。

日本チェーンストア協会の発表によりますと、全国の主なスーパー、およそ1万1800店舗の2021年4月から2022年3月までの1年間の売り上げは、既存店どうしの比較で前の年度から3.1%増加し、13兆3389億円余りとなりました。

新型コロナの影響でいわゆる巣ごもり需要が続き、総菜などの食料品や、日用雑貨などの販売が伸びたことによるもので、2年連続の増加となりました。

また、3月の売り上げは総菜や冷凍食品の販売などが好調だったことから1兆1123億円余りと、前の年の同じ月と比べて1.9%増え、7か月連続の増加となりました。

日本チェーンストア協会の井上淳専務理事は「年間を通して在宅での生活や食事が定着していると考えられる。3月は商品価格の上昇が売り上げを押し上げた側面もあり、今後、価格上昇が負担となり、買い控えの動きが広がることを懸念している」と述べました。