大型連休中の新幹線の予約率
2021年より増加も感染拡大前の約5割

2022年4月14日

大型連休の期間中の新幹線の予約状況は、2021年よりは増加しているものの、新型コロナウイルスの感染拡大前の水準と比べ、およそ5割にとどまっていて、依然として厳しい状況が続いています。

JR各社は4月28日から5月8日までの大型連休を含む期間の新幹線の指定席の予約状況を、4月13日時点でまとめました。

それによりますと、脱線事故などによる影響で予約の受け付けを始めていなかった東北・秋田・山形新幹線を除く、各新幹線の予約席数は合わせて103万席で、2021年の1.62倍となりましたが、新型コロナ感染拡大前の4年前の同じ時期と比べると、およそ5割にとどまっています。

各新幹線の予約率は、対前年比で、
▽東海道新幹線が2.39倍
▽山陽新幹線が2.13倍
▽北陸新幹線が1.91倍
▽九州新幹線が1.58倍などで、
JRグループ全体の予約率は対前年比でおよそ1.7倍となっています。

2022年の予約のピークは、
▽下りが4月29日
▽上りは5月5日となっています。

JR各社は「車内の換気や消毒など感染対策を行っているので、安心してご利用いただきたい」としています。