2022年3月25日
2月、企業向けに提供されたサービスの価格水準は、2021年の同じ月と比べてプラス1.1%となり、12か月連続で上昇しました。
ビジネスホテルの需要が回復し宿泊サービスの価格が大きく上昇していて、日銀はまん延防止等重点措置が適用された中でも感染対策と経済活動が一定程度、両立されたと分析しています。
日銀は毎月、企業向けに提供されたさまざまなサービスの価格を調査し、指数にして公表しています。
それによりますと、2月の速報値は2015年の平均を100とした指数で105.7となり、2021年の同じ月を1.1%上回り、12か月連続で上昇しました。
これは、経済活動の再開が本格化し、石油などの原材料の輸送費や航空貨物の運賃の上昇傾向が続いていることに加え、出張などによるビジネスホテルの需要が回復し、宿泊サービスの価格が大きく上昇したことが主な要因です。
日銀は、まん延防止等重点措置が適用される中でも感染対策と経済活動が一定程度、両立されたと分析しています。
先行きについて日銀は「ウクライナ情勢がサービス価格に影響を与える可能性があり、動向を注意深く見ていく」としています。