2021年の国内宿泊者数 感染拡大前の半分に
減少率最高は沖縄県

2022年2月28日

2021年1年間に国内のホテルや旅館などを利用した宿泊者は、新型コロナウイルスの感染拡大前の3年前に比べておよそ半分にとどまっていることが分かりました。

観光庁によりますと、2021年1年間に、国内のホテルや旅館などを利用した宿泊者は、速報値で延べ3億1497万人と、感染拡大前の3年前と比べて47.1%減少しました。

また、感染拡大が始まった2020年と比べても5%の減少となっていて、新型コロナウイルスの影響による観光産業の低迷が続いています。

このうち、外国人の宿泊者は延べ421万人と、感染拡大前の3年前と比べて96.4%減って、今の方法で統計を取り始めた2010年以降で最も少なくなりました。

宿泊者数の減少率を地域別でみますと、
▽沖縄県が最も高く、感染拡大前の年と比べて66.9%、
次いで、
▽大阪府が61.8%、
▽京都府が61.7%などとなっています。

調査を行った観光庁は「全国で厳しい状況が続いているが、観光産業が盛んな地域や外国人宿泊者が多かった地域で影響が大きくなっている」と話しています。