2021年4月6日
2021年2月に2人以上の世帯が消費に使った金額は2020年の同じ月を6.6%下回り3か月連続で減少しました。2度目の緊急事態宣言で旅行や外食の消費が落ち込みました。
総務省の家計調査によりますと、2021年2月に2人以上の世帯が消費に使った金額は1世帯当たり25万2451円でした。
物価の変動を除いた実質で2020年の同じ月を6.6%下回り、3か月連続で減少し、落ち込みの幅は前の月に当たる1月のマイナス6.1%からさらに拡大しました。
2度目の緊急事態宣言が出ていた影響で
▽「パック旅行費」が92.0%減少したのをはじめ
▽「外食での飲酒代」が83.8%
▽「鉄道運賃」が48.5%減少しました。
また、
▽うるう年だった2020年に比べてことしの2月は1日少なかったことや
▽2020年のこの時期にはマスクやトイレットペーパーなどを買いだめする動きが出たことの反動も要因です。
一方、外出の自粛に伴って電気代や冷凍食品などの支出が増えました。
総務省は「緊急事態宣言が解除された影響が消費にどうあらわれるか注意してみていきたい」としています。