新型コロナ 水際措置
あすからワクチン接種証明など不要に

2023年4月28日

新型コロナの水際対策をめぐり、松野官房長官は、これまで求めてきたワクチン接種の証明書などの提出について、4月29日午前0時に終了すると明らかにしました。

新型コロナの水際対策として、政府は、これまで感染症法に基づいて、日本への入国者に対して3回のワクチン接種の証明書などの提出を求めてきました。

こうした措置について、松野官房長官は4月28日の記者会見で、4月29日午前0時に終了すると明らかにしました。

また、中国本土からの直行便を対象に入国者の一部に限定して行ってきた「サンプル検査」も同様に終了するとしています。

一連の措置は、新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行する5月8日に終える予定でしたが、松野官房長官は「連休中の海外旅行者の帰国を円滑化する観点からも、可能なものから速やかに措置を終了することとした」と述べました。

一方、政府は、今後も水際での監視は必要だとして、4月29日以降も発熱やせきなどの症状がある入国者への検査などは続けるとしています。