箱根駅伝 2023【詳しく】駒沢大が2年ぶり総合優勝 大学三冠も

関東の大学対抗で競う99回目の「箱根駅伝」は3日、復路が行われ、往路を制した駒沢大がトップを譲らず、2年ぶり8回目の総合優勝を果たしました。駒沢大は、去年の出雲全日本大学選抜駅伝と全日本大学駅伝も制していて、これで史上5校目の大学駅伝三冠を達成しました。さらに2日の往路に続き、復路も優勝です。

レースの結果・経過・出場選手などを詳しくお伝えします。

99回目の箱根駅伝には、オープン参加の関東学生連合を含む21チームが出場し、3日の復路は神奈川県箱根町から東京・大手町までの5つの区間、109.6キロのコースで争われました。

19年ぶりに往路を制した駒沢大は、6区の1年生、伊藤蒼唯選手が区間賞を獲得する走りを見せ、30秒差でスタートした2位 中央大との差を広げました。

中央大は粘りの走りで食らいつきましたが、駒沢大は、7区以降も全員が区間5位以上の安定したレース運びでトップを守り続けました。

駒沢大は10区のアンカー、青柿響選手が、そのままトップでフィニッシュし、10時間47分11秒のタイムで2年ぶり8回目の総合優勝を果たしました。
駒沢大は、今シーズンの出雲全日本大学選抜駅伝と全日本大学駅伝を制していて、これで史上5校目の大学駅伝三冠を達成しました。さらに2日の往路に続き、復路も優勝です。
総合2位には中央大が入りました。2日の往路では2区と3区で区間賞を獲得するなど2位に入り、復路では区間賞こそならなかったものの、各区間ともに最後まで粘りの走りでたすきをつなぎ、復路も2位でした。
連覇を目指した青山学院大は総合3位でした。6区で区間20位と大きく遅れたのが響き復路は9位と駒沢大をとらえられませんでした。ただ9区で岸本大紀選手が区間賞の走りで順位を5つ上げる活躍もありました。

駒沢大 大八木監督「感無量 令和も常勝軍団と言われるように」

2年ぶり8回目の総合優勝を果たし、大学駅伝三冠を達成した駒沢大の大八木弘明監督は「最高の子どもたちから大学駅伝三冠というプレゼントをもらって感無量で本当にうれしい。今大会はエースクラスの選手2人が体調を崩して使えなかったが、それでも層の厚いチームをつくってこれた結果だ」と喜びを語りました。その上で「3年生以下には、まだいい選手が残っていて来年も優勝できると思う。令和も常勝軍団と言われるように、この力を継続していきたい」と話していました。

駒沢大 山野主将「目標ぶらさずにやってこれたことが結果に」

9区を走った駒沢大4年のキャプテン、山野力選手は「後輩たちがとても頑張っているのに自分が情けない走りをしたら示しがつかないと思ってアンカーに楽してもらうという思いで走った」とレースを振り返りました。そして、「入学前から箱根駅伝で優勝すると心に決めてこの大学に入ってきたので、4年間、目標をぶらさずにやってこれたことが結果につながったと思う」と話していました。

【総合成績】

▽1駒沢大 10:47:11
(2年ぶり8回目 総合優勝)
▽2中央大 10:48:53
▽3青山学院大 10:54:25
▽4国学院大 10:55:01
▽5順天堂大 10:55:18
▽6早稲田大 10:55:21
▽7法政大 10:55:28
▽8創価大 10:55:55
▽9城西大 10:58:22
▽10東洋大 10:58:26
==10位以内がシード権==
▽11東京国際大 10:59:58
▽12明治大 11:01:37
▽13帝京大 11:03:29
▽14山梨学院大 11:04:02
▽15東海大 11:06:02
▽16大東文化大 11:06:08
▽17日体大 11:06:32
▽18立教大 11:10:38
▽19国士舘大 11:13:56
▽20専修大 11:19:28

※関東学生連合 11:17:13(オープン参加)

【復路 全結果】

▽1駒沢大 5:24:01
▽2中央大 5:25:13
▽3法政大 5:26:35
▽4創価大 5:26:40
▽5順天堂大 5:27:37
▽6東洋大 5:27:44
▽7早稲田大 5:27:48
▽8国学院大 5:27:51
▽9青山学院大 5:29:12
▽10城西大 5:29:14

▽11日体大 5:29:59
▽12大東文化大 5:30:07
▽13明治大 5:30:08
▽14山梨学院大 5:30:23
▽15帝京大 5:31:09
▽16立教大 5:31:47
▽17東京国際大 5:32:09
▽18東海大 5:34:22
▽19国士舘大 5:40:40
▽20専修大 5:40:53

※関東学生連合 5:40:21(オープン参加)

【復路 区間賞】

▽6区 伊藤蒼唯(駒沢大) 0:58:22
▽7区 葛西潤(創価大)杉彩文海(明治大) 1:02:43
▽8区 宗像直輝(法政大)木本大地(東洋大) 1:04:16
▽9区 岸本大紀(青山学院大) 1:07:27
▽10区 西沢侑真(順天堂大) 1:08:42

区間賞 選手談話

【6区 伊藤蒼唯(駒沢大)】
6区で区間賞を獲得しトップでたすきをつないだ駒沢大の1年生、伊藤蒼唯選手は「緊張とワクワクが半分半分だったが、全力を出そうと思っていた。自分の走りができて、2位との差も50秒ほどに広げられたし、区間賞も取れてよかった」と笑顔で話していました。

【9区 岸本大紀(青山学院大)】
9区で5人を抜き8位から3位まで順位を上げて区間賞を獲得した青山学院大4年の岸本大紀選手は「全員が精一杯の走りでつないできてくれたので前の選手を『全員抜いてやる』という気持ちで走りました。目標にしていた区間新記録を達成できず悔しい気持ちもわいてきているが、区間賞をとれてしっかり自分の仕事は果たせたと思う」と話していました。

【箱根駅伝 最近10大会の総合優勝(往路/復路 優勝)】

▽2022年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)
▽2021年 駒沢大(創価大/青山学院大)
▽2020年 青山学院大(青山学院大/東海大)
▽2019年 東海大(東洋大/青山学院大)
▽2018年 青山学院大(東洋大/青山学院大)
▽2017年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)
▽2016年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)
▽2015年 青山学院大(青山学院大/青山学院大)
▽2014年 東洋大(東洋大/東洋大)
▽2013年 日体大(日体大/駒沢大)

《レース経過》

8:00 駒沢大がスタート

午前8時、往路優勝の駒沢大がスタートしました。

その30秒後に往路2位 中央大が、さらに青山学院大が午前8時2分過ぎにスタート、山下りの6区で駒沢大をとらえられるか注目されます。

8:10 7チームが一斉スタート

14チームが順次スタートした後、一斉スタートとなった国士舘大、山梨学院大、大東文化大、日体大、関東学生連合、専修大、それに立教大の7チームが出発しました。全21チームが復路5区間、東京・大手町を目指します。

【6区(20.8km)箱根・芦ノ湖駐車場入口~小田原】9kmすぎ

6区は、前日の5区とは逆に最初の4kmを上ってから一気に山を下ります。カーブが急でスピードも速いため、選手たちのコース取り、ペース配分などが鍵を握ります。

9kmすぎの小涌園前をトップで通過した駒沢大の伊藤蒼唯選手、追う2位の中央大との差はスタート時よりも広がり45秒ほどとなっています。3位の青山学院大はペースが上がらず、駒沢大から3分30秒ほど遅れました。

▽6区→7区(21.3km) 駒沢大 伊藤が区間賞 リード広げ7区へ

駒沢大の伊藤蒼唯選手(1年)が最後までペースが落ちませんでした。区間賞の走りで2位の中央大との差は45秒ほど。スタート時より15秒ほど広げました。

3位でスタートした総合連覇を目指す青山学院大は大きく遅れました。西川魁星選手が区間20位と苦しみ、7位でたすきをつなぎました。駒沢大との差は7分ほどとなっています。

早稲田大が2つ順位を上げて3位となっています。

7区は小田原~平塚の21.3kmの区間です。

【6区 区間賞】伊藤蒼唯(駒沢大)0:58:22
※区間2位 若林陽大(中央大)0:58:39
※区間3位 北村光(早稲田大)0:58:58

<6区通過順位>
▽1駒沢大 6:21:32
▽2中央大 6:22:19
▽3早稲田大 6:26:31
▽4国学院大 6:27:09
▽5法政大 6:28:11
▽6創価大 6:28:27
▽7青山学院大 6:28:36
▽8順天堂大 6:28:56
▽9東京国際大 6:29:38
▽10城西大 6:29:40

▽11東洋大 6:30:55
▽12明治大 6:31:02
▽13東海大 6:31:26
▽14帝京大 6:33:18
▽15山梨学院大 6:33:32
▽16大東文化大 6:35:25
▽17国士舘大 6:35:28
▽18日体大 6:36:26
▽19専修大 6:38:05
▽20立教大 6:39:21

※関東学生連合 6:39:31(オープン参加)

【7区(21.3km)小田原~平塚】トップ駒沢大が差を広げる

11kmすぎ、駒沢大がトップで通過。安原太陽選手が2位の中央大との差を1分ほどに広げました。3位争いは早稲田大に国学院大が追いつきました。総合連覇を目指す青山学院大は7位のままです。

▽7区→8区(21.4km)駒沢大トップ 中央大と44秒差

駒沢大の安原太陽選手が最後までリードを守り8区につなぎました。2位 中央大の千守倫央選手との差は40秒ほどです。国学院大が順位を1つ上げ3位、4位が早稲田大です。総合連覇を目指す青山学院大は、順位を1つ落として8位となりました。

10位以内のシード権争いも激しくなってきました。明治大が杉 彩文海選手の区間賞の走りで、順位を2つ上げ、10位に入ってきました。

8区は平塚~戸塚の21.4kmでした。

【7区 区間賞】
葛西 潤(創価大) 杉 彩文海(明治大)1:02:43

<7区通過順位>
▽1駒沢大 7:24:50
▽2中央大 7:25:34
▽3国学院大 7:30:30
▽4早稲田大 7:30:43
▽5創価大 7:31:10
▽6法政大 7:31:57
▽7順天堂大 7:32:00
▽8青山学院大 7:32:09
▽9城西大 7:33:38
▽10明治大 7:33:45
==10位以内がシード権==
▽11東京国際大 7:33:59
▽12東洋大 7:35:30
▽13東海大 7:36:46
▽14山梨学院大 7:37:30
▽15帝京大 7:38:17
▽16大東文化大 7:40:00
▽17日体大 7:40:29
▽18国士舘大 7:41:35
▽19立教大 7:43:49
▽20専修大 7:44:41

※関東学生連合 7:45:10(オープン参加)

【8区(21.4km)平塚~戸塚】15km 駒沢大がトップ 中央大が追う

15kmすぎ、駒沢大の赤星雄斗選手(3年)がトップを守っています。2位の中央大は中澤雄大選手(4年)が追っています。

▽8区→9区(23.1km) 駒沢大がトップで9区へ

駒沢大は赤星雄斗選手(3年)がトップで9区の山野力選手(4年)につなぎました。2位 中央大との差を1分余りに広げました。3位争いは国学院大と早稲田大が競り合っています。

法政大が宗像直輝選手の区間賞の走りで、順位を1つ上げ、5位になっています。

総合連覇を目指す青山学院大は8位で9区に入りました。

9区は戸塚~鶴見までの23.1kmと復路で最も長い区間です。

【8区区間賞】
宗像直輝(法政大) 1:04:16
木本大地(東洋大) 1:04:16

<8区通過順位>
▽1駒沢大 8:29:27
▽2中央大 8:30:32
▽3国学院大 8:36:02
▽4早稲田大 8:36:03
▽5法政大 8:36:13
▽6順天堂大 8:36:17
▽6創価大 8:36:17
▽8青山学院大 8:36:59
▽9明治大 8:38:51
▽10城西大 8:39:13
==10位以内がシード権==
▽11東洋大 8:39:46
▽12東京国際大 8:40:31
▽13山梨学院大 8:42:55
▽14帝京大 8:43:09
▽15東海大 8:43:46
▽16日体大 8:45:58
▽17大東文化大 8:46:19
▽18国士舘大 8:47:43
▽19立教大 8:49:39
▽20専修大 8:50:58

※関東学生連合 8:53:28(オープン参加)

【9区(23.1km)戸塚~鶴見】8kmすぎ 3位争いが激戦に

8kmすぎ、復路で最も長い9区。駒沢大は山野力選手(4年)がトップを走っています。中央大が湯浅仁選手(3年)が追っています。

3位争いが激しくなっています。国学院大、早稲田大、法政大、創価大、順天堂大の5チームの競り合いに、8位だった青山学院大が岸本大紀選手(4年)の快走で追いつき、一気に追い越しました。

<9区 上位チーム走者>
▽駒沢大:山野 力(4年)
▽中央大:湯浅 仁(3年)
▽国学院大:坂本 健悟(4年)
▽早稲田大:菖蒲 敦司(3年)
▽法政大:中園 慎太朗(4年)
▽順天堂大:藤原 優希(3年)
▽創価大:緒方 貴典(4年)
▽青山学院大:岸本 大紀(4年)

▽9区→10区(23.0km) 駒沢大がトップを守り最終区へ

駒沢大は山野力選手(4年)が安定した走りでトップで最終10区へつなぎました。中央大が2位で追いかけます。

総合連覇を目指す青山学院大は岸本大紀選手(4年)の区間賞の快走で順位を5つ上げ、3位で最終10区に入りました。

10区は鶴見~大手町の23.0kmの区間です。

【9区 区間賞】岸本大紀(青山学院大) 1:07:27

<9区通過順位>
▽1駒沢大 9:37:53
▽2中央大 9:39:26
▽3青山学院大 9:44:26
▽4創価大 9:44:40
▽5法政大 9:44:59
▽6早稲田大 9:45:15
▽7国学院大 9:45:16
▽8順天堂大 9:46:36
▽9東洋大 9:48:22
▽10城西大 9:48:24
==10位以内がシード権==
▽11東京国際大 9:49:38
▽12明治大 9:49:44
▽13帝京大学 9:53:06
▽14東海大 9:53:07
▽15山梨学院大 9:54:13
▽16日体大 9:55:48
▽17大東文化大 9:56:05
▽18立教大 9:59:23
▽19国士舘大 10:02:09
▽20専修大 10:03:30

※関東学生連合 10:03:42(オープン参加)

【10区(23.0km)鶴見~大手町】11kmすぎ 駒沢大 トップ

駒沢大は青柿響選手(3年)がトップを走り、大手町へ向け走ります。

<10区 上位チーム走者>
▽駒沢大:青柿 響(3年)
▽中央大:助川 拓海(4年)
▽青山学院大:中倉 啓敦(4年)
▽創価大:石丸 惇那(1年)
▽法政大:高須賀 大勢(3年)
▽早稲田大:菅野 雄太(2年)
▽国学院大:佐藤 快成(2年)
▽順天堂大:西澤 侑真(4年)
▽東洋大:清野 太雅(4年)
▽城西大:山中 秀真(3年)

駒沢大 2年ぶり8回目の総合優勝

最終10区でも駒沢大はトップを譲らず2年ぶり8回目の総合優勝を果たしました。駒沢大は、去年の出雲全日本大学選抜駅伝と全日本大学駅伝も制していて、これで史上5校目の大学駅伝三冠を達成しました。

中央大が2位、青山学院大が3位に入りました。

【10区 区間賞】西沢侑真(順天堂大) 1:08:42
※区間2位 青柿響(駒沢大) 1:09:18
※区間3位 助川拓海(中央大) 1:09:27

【3日の復路 スタート時刻】

▽1駒沢大 8時00分00秒
▽2中央大 8時00分30秒
▽3青山学院大 8時02分03秒
▽4国学院大 8時04分00秒
▽5早稲田大 8時04分23秒
▽6順天堂大 8時04分31秒
▽7東京国際大 8時04分39秒
▽8法政大 8時05分43秒
▽9城西大 8時05分58秒
▽10創価大 8時06分05秒

▽11東洋大 8時07分32秒
▽12明治大 8時08分19秒
▽13東海大 8時08分30秒
▽14帝京大 8時09分10秒

※以下は一斉スタート 8時10分00秒
国士舘大/山梨学院大/大東文化大/日体大/関東学生連合/専修大/立教大

《各チーム 復路走者 》

▽駒沢大:57年連続57回目
6区 伊藤 蒼唯(1年)
7区 安原 太陽(3年)
8区 赤星 雄斗(3年)
9区 山野 力(4年)
10区 青柿 響(3年)

▽中央大:6年連続96回目
6区 若林 陽大(4年)
7区 千守 倫央(4年)
8区 中澤 雄大(4年)
9区 湯浅 仁(3年)
10区 助川 拓海(4年)

▽青山学院大:15年連続28回目
6区 西川 魁星(4年)
7区 佐藤 一世(3年)
8区 田中 悠登(2年)
9区 岸本 大紀(4年)
10区 中倉 啓敦(4年)

▽国学院大:7年連続16回目
6区 島崎 慎愛(4年)
7区 上原 琉翔(1年)
8区 高山 豪起(1年)
9区 坂本 健悟(4年)
10区 佐藤 快成(2年)

▽早稲田大:47年連続92回目
6区 北村 光(3年)
7区 鈴木 創士(4年)
8区 伊福 陽太(2年)
9区 菖蒲 敦司(3年)
10区 菅野 雄太(2年)

▽順天堂大:12年連続64回目
6区 村尾 雄己(1年)
7区 浅井 皓貴(2年)
8区 平 駿介(4年)
9区 藤原 優希(3年)
10区 西澤 侑真(4年)

▽東京国際大:6年連続7回目
6区 吉住 颯(2年)
7区 山岸 柊斗(2年)
8区 宗像 聖(4年)
9区 村松 敬哲(3年)
10区 堀畑 佳吾(4年)

▽法政大:8年連続83回目
6区 武田 和馬(2年)
7区 宮岡 幸大(2年)
8区 宗像 直輝(3年)
9区 中園 慎太朗(4年)
10区 高須賀 大勢(3年)

▽城西大:2年ぶり17回目
6区 大沼 良太郎(1年)
7区 林 晃耀(2年)
8区 桜井 優我(1年)
9区 平林 樹(2年)
10区 山中 秀真(3年)

▽創価大:4年連続6回目
6区 濱野 将基(4年)
7区 葛西 潤(4年)
8区 桑田 大輔(3年)
9区 緒方 貴典(4年)
10区 石丸 惇那(1年)

▽東洋大:21年連続81回目
6区 西村 真周(1年)
7区 佐藤 真優(3年)
8区 木本 大地(4年)
9区 梅崎 蓮(2年)
10区 清野 太雅(4年)

▽明治大:5年連続64回目
6区 堀 颯介(1年)
7区 杉 彩文海(3年)
8区 加藤 大誠(4年)
9区 下條 乃將(4年)
10区 漆畑 瑠人(4年)

▽東海大:10年連続50回目
6区 川上 勇士(4年)
7区 竹割 真(1年)
8区 神薗 竜馬(3年)
9区 竹村 拓真(4年)
10区 丸山 真孝(3年)

▽帝京大:16年連続24回目
6区 山田 一輝(4年)
7区 北野 開平(4年)
8区 山中 博生(2年)
9区 末次 海斗(3年)
10区 日高 拓夢(3年)

▽国士舘大:7年連続51回目
6区 中島 弘太(2年)
7区 西田 大智(2年)
8区 鈴木 伸弥(2年)
9区 福井 大夢(4年)
10区 川勝 悠雅(1年)

▽山梨学院大:3年連続36回目
6区 高田 尚暉(2年)
7区 石部 夏希(4年)
8区 伊東 大暉(4年)
9区 高木 翔瑛(3年)
10区 篠原 楓(4年)

▽大東文化大:4年ぶり51回目
6区 佐竹 勇樹(3年)
7区 金田 龍心(4年)
8区 木山 凌(4年)
9区 大谷 章紘(2年)
10区 谷口 辰熙(4年)

▽日体大:75年連続75回目
6区 内山 峻一(3年)
7区 名村 樹哉(4年)
8区 廣澤 優斗(4年)
9区 盛本 聖也(4年)
10区 大森 椋太(3年)

▽専修大:3年連続71回目
6区 粟江 倫太郎(3年)
7区 中山 敦貴(3年)
8区 野下 稜平(3年)
9区 南 里樹(4年)
10区 小島 光佑(4年)

▽立教大:55年ぶり28回目
6区 内田 賢利(3年)
7区 服部 凱杏(3年)
8区 山本 羅生(2年)
9区 中山 凜斗(3年)
10区 安藤 圭佑(2年)

▼関東学生連合:オープン参加
6区 波多江 隆人(日本薬科大2年)
7区 榎本 晃大(明治学院大2年)
8区 佐藤 碧(平成国際大2年)
9区 皆川 和範(筑波大3年)
10区 貝川 裕亮(慶応大4年)

【復路の見どころ】

99回目の箱根駅伝にはオープン参加の関東学生連合を含む21チームが出場し、2日間で往路・復路それぞれ5区間、あわせて10区間の217.1kmで争います。

3日の復路は神奈川県箱根町から東京・大手町までの5区間、109.6kmで争われます。
2日の往路では19年ぶり4回目の優勝を果たした駒沢大が、区間賞を獲得した選手はいませんでしたが、5区間いずれも区間4位以上と安定したレース展開をみせました。去年10月の出雲全日本大学選抜駅伝、11月の全日本大学駅伝で優勝し、史上5校目、駒沢大として初の大学駅伝3冠を狙います。

駒沢大を追う往路2位の中央大は30秒差でのスタートです。

総合2連覇を目指す青山学院大は往路3位でした。駒沢大との2分3秒差を追いつき、追い越すことができるか。原晋監督は「ピースで、2連覇で、Vサインでゴールしたい」と『ピース大作戦』を掲げて臨んでいます。去年、7区で区間賞をとった岸本大紀選手を9区に、最終10区に去年、同じ区間で区間新記録の走りをみせた中倉啓敦選手の4年生を投入し、逆転での優勝を目指します。

このほか4位の国学院大は駒沢大から4分差です。出雲全日本大学選抜駅伝、全日本大学駅伝でいずれも駒沢大に次ぐ2位に入った底力で、これまでの最高成績の2020年の総合3位以上を目指す戦いとなります。

また10位以内のシード権をめぐる争いも激しくなりそうです。

【コース紹介 全10区間(217.1km)】

<往路5区間 107.5km>
▽1区(21.3km) 大手町~鶴見
勝負のポイントは、平たんで直線的なコースが長く続いたあとの17km過ぎの六郷橋。

▽2区(23.1km) 鶴見~戸塚
各校のエースが登場し「花の2区」とも呼ばれる。距離が長く、中盤の13kmからは「権太坂」、ラスト3kmには上り下りの繰り返しが待ち受ける。

▽3区(21.4km) 戸塚~平塚
前半に約9kmの緩やかな下り坂が続く。11kmを過ぎると正面に富士山、左側に相模湾を臨む箱根駅伝の中で一番の景勝地へ。時として強い向かい風が選手を苦しめる。

▽4区(20.9km) 平塚~小田原
平地区間では一番短い。93回大会からコースの延長によって、最後の約3kmで緩やかな上りを迎えることとなった。

▽5区(20.8km) 小田原~箱根・芦ノ湖駐車場入口
最高点の標高約874mまでを一気に駆け上る。16.2kmの最高地点を過ぎると19km過ぎの箱根神社大鳥居まで、今度は一転して下り。

<復路5区間 109.6km>
▽6区(20.8km)箱根・芦ノ湖駐車場入口~小田原
最初の4kmを上ってから一気に下りに。カーブが急でスピードも速いため、コース取りが重要。

▽7区(21.3km)小田原~平塚
9キロ過ぎから小さなアップダウンが続くコース。山おろしの風で冷え込み、太陽が高くなるにつれて正面からの日ざしが強くなるため、気温の変化が一番大きい。

▽8区(21.4km)平塚~戸塚
湘南新道に入ってからの、アップダウンを含む9kmにわたる上り坂。

▽9区(23.1km)戸塚~鶴見
優勝争い、シード権争いの大逆転の舞台となることもあり、鶴見中継所では幾多ものドラマが生まれてきた。

▽10区(23.0km)鶴見~大手町
大歓声の声援を受けながら、中央通り、日本橋を抜け、仲間が待つフィニッシュへ。

【去年の往路は】

エース区間の「花の2区」では、連覇を目指した駒沢大のエース、田澤廉選手が区間賞の走りで2位の青山学院大に1分以上の差をつけました。

しかし青山学院大は3区の1年生、太田蒼生選手が区間2位の力走で駒沢大を抜いてトップでたすきをつなぎ、山登りの5区で同じく1年生の若林宏樹選手がリードを広げて2年ぶり5回目の往路優勝を果たしました。

2位は帝京大、3位は駒沢大でした。

【去年の復路は】

往路を制した青山学院大が層の厚さを生かし、安定したレースを展開しました。7区の3年生・岸本大紀選手が区間賞。9区の3年生・中村唯翔選手が区間新記録の好走で2位以下を大きく引き離しました。そして10区の3年生・中倉啓敦選手も区間新記録の走りで青山学院大は大会新記録となる10時間43分42秒のタイムで2年ぶり6回目の総合優勝を果たしました。また、復路の記録は5時間21分36秒で、こちらも新記録となりました。

復路を5位でスタートした順天堂大学が2位、連覇を目指した駒沢大は3位でした。