クイズでわかるアメリカ大統領選挙


4年に一度、世界が注目するアメリカ大統領選挙。しかし、選挙の方法は日本とは大きく異なり、わかりにくいと感じている人も多いのではないでしょうか。選挙のトリビアや候補者の裏話など、クイズ形式で解説します。

A4:第40代、ロナルド・レーガン元大統領

2期目の当選を目指した1984年の大統領選挙で、全米50州のうち、49州で勝利。
落としたのは、民主党候補の地元だったミネソタ州と、民主党が強い地盤をもつ首都ワシントンDCだけでした。獲得した選挙人の数は、アメリカの大統領選挙で最多となる525人に上りました。

レーガン元大統領が初当選を果たしたのは1980年。当時、アメリカの経済は落ち込み、軍事・外交面でも、イランのアメリカ大使館占拠事件で人質救出に失敗するなど、国民の間で不満が広がっていました。レーガン氏は「強いアメリカの再建」を訴えて共和党から立候補し、現職だった民主党のカーター大統領を破りました。

就任後は、大幅な減税と規制緩和によって小さな政府を目指す「レーガノミクス」路線を進めたほか、旧ソビエトを「悪の帝国」と呼んで反共姿勢を鮮明にするなど、「強いアメリカ」を目指しました。

1984年の選挙では、現職の大統領としての実績を武器に、有権者から圧倒的な支持を受けて再選を果たし、2期8年、大統領を務めたレーガン氏は、今も共和党のなかで偉大な存在として尊敬を集めています。

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