【ノーカット動画も】大谷翔平 結婚公表で取材応じる 決め手は

結婚を発表した大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が報道陣の取材に応じ、相手の日本人女性について「全体的な雰囲気が合っている。一緒にいて楽しいしずっと一緒にいることを想像できた」と明かしました。

記事後半では大谷選手の報道陣との質疑応答についてやドジャースのロバーツ監督などの祝福の談話なども、お伝えしています。

大谷翔平 結婚相手の印象など報告「一緒にいて楽しい」

自身のSNSで結婚した事を明らかにした大谷選手は29日、ドジャースのキャンプ地で報道陣の取材に応じました。

大谷選手は結婚相手の女性について「いたって普通の人で日本人です。初めて会ったのが3、4年くらい前で一緒にいて楽しいし、ずっと一緒にいることを想像できた」と明かしました。

去年、婚約したということで、プロポーズの言葉については「普通に言いました」としています。

相手はキャンプの途中からアメリカに来ているということですが、去年のドジャース移籍などについては「移籍先の判断にはまったく影響していません。彼女自身も僕の意見を尊重してくれている」と話していました。

そしてなぜ、このタイミングで発表したのかと尋ねられると「(報道陣の)皆さんがしなかったらしなかったでうるさいので、発表して野球に集中したいというのが一番だ」と笑顔で集まった報道陣をけん制しつつ、シーズン開幕に向けて決意を新たにしていました。

《大谷翔平 コメント詳細》

Q.入籍日と奥さんがどのような人か教えてください。

大谷翔平選手
「日本人の方です。入籍日は特に言わないというか、言わなくていいかなと思っています。至って普通の人です」

Q.知り合ってどれぐらいですか?

「正確には分からないですが、初めて会ったのは3年、4年ぐらい前ですね」

Q.結婚はフリーエージェントの判断に影響がありましたか?

「それは全くなかったですね。彼女自身も僕の意見を尊重してくれていますし、そこは野球とは別のことなので…。妻はどこに行っても来るという感じでしたので、そこは全く関係がなく、自分がどこで野球をしたいかというのが、一番のところでした」

Q.なぜこのタイミングで発表しようと思いましたか?

「シーズン中よりシーズンに入る前が、ベストじゃないかなというのがありました。書類もいろいろあり、整理しないといけないところもありました。もうちょっと早めにやりたかったですが、きょうに至ったというかたちです」

Q.なぜ発表することにしたのですか?

「一番は(報道の)みなさんがうるさいので。しなかったらしなかったでうるさいですし、きょうここで発表をして、野球に集中したいのが一番です」

Q.結婚の決め手は何になりましたか?

「特にこれというのはありません。一緒にいて楽しいですし、なんとなくずっといることを想像できました」

Q.3、4年前に知り合ったということですが、二刀流をやるにあたっても支えになりましたか?

「初めて会ったのがそれぐらいの時期というだけで、シーズン中は特にこちらに来ていなかったですし、基本的には今までどおりというか、渡米してから今まで1人でいたので、去年も特に変わらなかったかなと思います」

Q.どんなところにひかれましたか?

「これというのはないですね。全体的に雰囲気というか、一緒にいて楽しいですし、1つというわけではなく、全体的な雰囲気があっているかなと思います」

Q.奥さんの好きな手料理は?

「こちらに来て、そこまで日はたっていないので、まだそこまで食べていないですね」

Q.プロポーズの言葉は?

「普通に言いました。あえて言う必要はないと思います」

Q.交際期間はどれくらい?

「初めて会ったのが、3、4年前というだけなので。実際にどれくらいだったかわからないので、婚約をしたのは去年なので、それを指すなら去年になるんですかね」

Q.子どもの希望はありますか?

「もちろんそうなればいいですけど、自分以外のことを言うと叶わないような気がするので、あまり言いたくないです」

Q.犬を飼われたのは結婚の影響があったからですか?

「ぼやっとは考えていました。基本的には手術した時もずっと1人で、僕がみていたので、あまりそこまでは…。ぼやっとは考えてましたけど、そこまでは必ずではありません」

Q.奥さんも犬が大好きで飼うことを2人で決めた?

「僕が勝手にというか、前々から飼いたいなというのがありましたので…。タイミング的に良かった。妻に電話したときにむしろびっくりしていました」

Q.なれそめを言える範囲で教えてください。

「言えないです。言えなくはないですけど、短いスパンで何回か、たまたま会ったので、そこからというのが一番ですかね」

Q.会ったのはアメリカですか?

「日本です」

Q.デートも外に行くのは難しかったのでは?

「外は行ってないですね。基本的にアメリカですし。去年は手術もあったのでほぼ日本に帰っておらず、オフシーズンも基本的にはこっちにいました。そんなに外に行くことはなかったですね」

Q.デートは室内ですか?

「ラフな感じで過ごしてました。外に出たら、皆さんうるさいですし」

Q.奥さんとは一緒に住んでいますか?

「キャンプの途中でこっちに来ました」

《関係者・ファンから祝福の声》

ロバーツ監督「うれしいことだ プレゼントは後日」

ドジャースのロバーツ監督は、大谷選手の結婚について「とても驚いた。うれしいことだ」と祝福しました。
結婚の発表がアメリカでは深夜だったことから報道陣が発表の際に起きていたかと尋ねると「寝ていたので、けさ妻から聞いた。みんなと同じように突然結婚を知ったから、お祝いのプレゼントも考える時間はなかった。用意していないから後日、贈ることにする」と笑顔で話していました。

菊池雄星「もっともっと強くなっていくのが楽しみ」

大谷選手が結婚を発表したことを受けてゆかりのある大リーガーからも祝福の声があがっています。

花巻東高校の先輩で、ブルージェイズの菊池雄星投手は練習後に取材に応じ「すでに世界一の選手だが、家庭を持たれてこれからますます、もっともっと強くなっていくのが対戦相手ではあるが、1人の日本人のファン、国民として楽しみだ」と話し、より一層の活躍を期待していました。

ラーズ・ヌートバー「素敵な人に違いない」

去年のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックで日本代表としてともにプレーしたカーディナルスのラーズ・ヌートバー選手はオープン戦前の取材に対して「ただおめでとうと言いたい。彼にとってめでたいことだし、僕もうれしい。彼は次のステップに進んだ。会ったことはないが、結婚した女性は素敵な人に違いない」と祝福しました。そして「彼は偉大な選手であり、偉大な人間だ。結婚でなにかが変わるということはないと思うし、変わらないでほしい」と話していました。

キケ・ヘルナンデス「何をプレゼントするか」

2020年までドジャースでプレーし、今シーズンレッドソックスから復帰したキケ・ヘルナンデス選手が大谷選手について取材に応じ「翔平とチームメートになれるのはボーナスのようなもので、162試合間近で彼のプレーを見られるのがとても楽しみだ」と話していました。
結婚を発表したことについてはSNSの投稿に愛犬の「デコピン」の写真が添えされていたことから「彼に犬と結婚したのか、人間と結婚したのか聞いてみたい。まだプレゼントは用意してないけれど、それによって何をプレゼントするかも変わってくる」とユーモアを交えながら祝福していました。

米メディア 驚きを持って報道

大谷選手の結婚発表はアメリカでは深夜の時間帯でしたが、各メディアが次々と驚きを持って報じました。

このうち、大リーグ公式サイトに掲載された記事では「わずか数か月の間に人生の大きな決断をした。去年12月にスポーツ史上最大の契約でエンジェルスからドジャースに移籍した二刀流のスーパースターは、独身生活からも離れる決断をした」と伝えられています。

また、アメリカの月刊誌「スポーツ・イラストレイテッド」は発表を受けて公式サイトを更新し「プライベートなことにはこれまで愛嬌を持ってはぐらかしてきた」とした上で「結婚を心から祝福します」と伝えました。

さらにアメリカのAP通信やアメリカ最大のスポーツ専門チャンネル「ESPN」、FOXニュースなどのほか、大谷選手が2022年に野球選手として異例の表紙を飾ったアメリカの雑誌「タイム誌」も「ドジャースのスターが結婚を発表した」などと伝え、アメリカでも突然の結婚発表は驚きをもって報じられています。

ファンからも祝福の声

結婚を発表した大谷選手についてドジャースのキャンプ地に訪れていたファンからも祝福の声が聞かれました。

ドジャースファンの男性は「プライバシーを守ってきた人だから、とても驚きました。とても喜ばしいことだし、大谷選手も相手も幸せでしょう」と祝福した上で「彼はなににも影響されない人だと思うので、なにかが変わることはないと思います。幸せに、ドジャースに貢献してくれたらいいと思います」と話していました。

また、大谷選手のTシャツを着た女性ファンは「彼はクールで面白くて好きです。ニュースを聞いたときはうれしかったです」と話していました。