富山県によりますと、お年寄りたち31人はいずれも能登町の病院に入院していましたが、付近で土砂崩れの危険性が高まっていることがわかり、石川県が富山県に対して入院患者の受け入れを要請して実現したということです。
このうち、自衛隊のヘリコプターで搬送された7人は19日夕方、富山空港に到着し、その後、機内から担架に乗せられ、待機していた救急車に運ばれていきました。
そして、7台の救急車で富山空港から県内の医療機関に向かいました。
今回の地震を受けて、富山県は石川県から病院の入院患者や高齢者施設の入所者など、あわせて149人を19日までに受け入れています。
富山県医務課は「緊急性が高く、至急対応をとることになったが、今後は石川県の考えも聞きつつ、県内の医療体制を確保できる範囲で対応していきたい」としています。
能登町の病院から富山県に高齢患者31人移送 土砂崩れの危険で
能登半島地震の影響で土砂崩れの危険性が高まっているとして、石川県内の病院に入院しているお年寄りの患者31人が19日、自衛隊の輸送機などで富山県内の医療機関に移されました。
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