【被害状況 16日】石川県で222人死亡 重軽傷者1036人(14時)

石川県によりますと、16日午後2時の時点で、県内であわせて222人の死亡が確認されているということです。

また、重軽傷者は、県内全体で1036人にのぼっています。

各地の被害について、随時更新でお伝えしています。

《石川県》

石川県 222人の死亡確認 (14時)

自治体で見ると、
珠洲市で99人、
輪島市で88人、
穴水町で20人、
能登町で7人、
七尾市で5人、
志賀町で2人、
羽咋市で1人となっています。

このうち「災害関連死」の疑いは、
珠洲市の6人、
能登町の5人、
輪島市の3人の
合わせて14人となっています。

内閣府によると、「災害関連死」は、地震の揺れや津波などによる直接的な被害で亡くなるのではなく、その後の避難生活などで病気などが悪化したり、体調を崩したりして命が失われるケースを言います。

また、重軽傷者は、県内全体で1036人にのぼっています。

【新潟・富山・福井・岐阜】
このほか、けがをした人は少なくとも
新潟県で49人
富山県で44人
福井県で6人
岐阜県で1人
石川県とあわせて、1136人となっています。

安否不明者22人 (14時)

石川県は、16日午後2時の時点で、家族や親族などからの情報をもとに、自治体を通じてまとめた安否が分かっていない人、あわせて22人の名前、住所、性別、年齢を公表しました。

自治体ごとの内訳は、
輪島市が18人
珠洲市が4人です。

県は、この中には、転居などで連絡が取れないものの無事だった人が含まれている可能性があるとして、広く情報の提供を求めています。

連絡先は石川県危機対策課、076-225-1306です。

避難者 372か所で1万6070人 (14時)

石川県によりますと、県内の市や町が設けた避難所に避難している人は、16日午後2時の時点で、372か所で1万6070人となっています。

自治体別では、
金沢市が10か所で340人
七尾市が28か所で1741人
小松市が1か所で4人
輪島市が137か所で6226人
珠洲市が47か所で2796人
羽咋市が2か所で100人
かほく市が2か所で23人
白山市が1か所で43人
津幡町が1か所で28人
内灘町が3か所で126人
志賀町が40か所で1107人
宝達志水町が1か所で24人
中能登町が2か所で41人
穴水町が39か所で1710人
能登町が58か所で1761人

県は、高齢者や妊婦など、配慮が必要な被災者とその家族を優先して旅館やホテルなど、「2次避難所」への受け入れを進めています。

▽金沢市や小松市、それに加賀市などにある旅館とホテル、あわせて42か所の2次避難所には、1278人が避難しているほか、
▽被災者を一時的に受け入れる「1.5次避難所」である金沢市の「いしかわ総合スポーツセンター」と「石川県産業展示館」には、あわせて257人が避難しています。

少なくとも2万1411棟の住宅被害を確認 (14時)

自治体別にみますと
金沢市で全壊、半壊、一部破損があわせて2600棟
七尾市で全壊、半壊、一部破損があわせて6775棟
小松市で、半壊が9棟、一部破損が947棟
加賀市で全壊が5棟、半壊が17棟、一部破損が775棟
羽咋市で全壊、半壊、一部破損があわせて1217棟
かほく市で全壊、半壊、一部破損があわせて797棟
白山市で一部破損が90棟
能美市で半壊が1棟、一部破損が182棟
野々市市で一部破損が10棟
川北町で一部破損が2棟
津幡町で全壊、半壊、一部破損があわせて796棟
内灘町で全壊、半壊、一部破損があわせて1095棟
志賀町で全壊、半壊、一部破損があわせて2855棟、床上浸水が6棟、床下浸水が5棟
宝達志水町で全壊、半壊、一部破損があわせて526棟
中能登町では全壊、半壊、一部破損があわせて1349棟
穴水町では全壊、半壊、一部破損があわせて1000棟
能登町では全壊が352棟で、半壊、一部破損は多数となっています。

輪島市と▽珠洲市では多数の住宅に被害が出ていますが詳しい状況は把握できていないということです。

停電 約8200戸(17時)

北陸電力送配電によりますと、今回の地震の影響で、石川県の能登地方では16日午後5時の時点で、およそ8200戸が停電しています。

自治体別にみると
輪島市でおよそ5200戸
珠洲市でおよそ2400戸
能登町でおよそ310戸
穴水町でおよそ230戸
志賀町ででおよそ20戸
七尾市でで10戸未満となっています。

8市町 5万2210戸で断水続く (14時)

石川県によりますと、16日午後2時の時点で、8の市と町のあわせておよそ5万2210戸で、断水が続いているということです。

【ほぼ全域で断水】
輪島市のおよそ1万戸
珠洲市のおよそ4800戸
穴水町のおよそ3200戸
能登町のおよそ6100戸
七尾市のおよそ1万8700戸
志賀町のおよそ7900戸

【一部の地域で断水】
羽咋市のおよそ650戸
内灘町のおよそ860戸

《富山県》

氷見と高岡で54人が避難 氷見の780戸で水道復旧せず

富山県内では16日時点で、氷見市と高岡市であわせて54人がいまも避難生活を送り、氷見市では780戸で水道が復旧していません。

【県外犠牲者】
今回の地震では、
▽石川県輪島市に帰省していた富山市の中学1年の男子生徒と、
▽石川県珠洲市に帰省していた富山市の30代の女性が、住宅の倒壊に巻き込まれて亡くなりました。

【県内けが人】
また県によりますと、県内では44人がけがをし、このうち3人が重傷です。
市町村別では、
富山市で18人
氷見市で9人
黒部市で5人
射水市で4人
高岡市で3人
魚津市と2人
小矢部市で2人
砺波市で1人

【住宅被害】
住宅への被害は16日午前9時の時点で、
氷見市で38棟が全半壊
高岡市で39棟が半壊となるなどあわせて3475棟で被害が確認され、15日から220棟余り増えました。

市町村別では
射水市で881棟
高岡市で863棟
富山市で621棟
小矢部市で611棟
氷見市で205棟
朝日町で65棟
滑川市で50棟
上市町で39棟
砺波市で37棟
黒部市で35棟
入善町で27棟
魚津市で18棟
南砺市で16棟
立山町で7棟で
舟橋村を除く14の市と町で被害が確認されています。

【断水】
断水も続いています。16日午前9時の時点で、
氷見市の260戸で断水し、520戸では生活用水としては利用できるものの飲めない状態となっていて、あわせて780戸で水道が復旧していません。

【避難】
避難も続いています。自主避難所を含め
氷見市で33人
高岡市で21人
あわせて54人が避難しています。

被災地のみなさまの声をまとめた記事はこちらです。