【被害状況 13日】石川県で220人死亡 安否不明者26人(午後2時)

石川県は、13日午後2時の時点で、家族や親族などからの情報をもとに自治体を通じてまとめた安否が分かっていない人、あわせて26人の名前、住所、性別、年齢を公表しました。

自治体ごとの内訳は、▽輪島市が22人、▽珠洲市が4人です。

年齢は、わかっている人で36歳から97歳となっています。

県は、この中には、転居などで連絡が取れないものの無事だった人が含まれている可能性があるとして、広く情報の提供を求めています。

連絡先は石川県危機対策課、076－225－1306です。

石川県によりますと、県内の市や町が設ける避難所に避難している人は、402か所で2万797人となっています。

自治体別にみると、
▽金沢市が8か所で330人、
▽七尾市が28か所で1933人、
▽輪島市が148か所で8537人、
▽珠洲市が60か所で4428人、
▽羽咋市が1か所で88人、
▽かほく市が2か所で40人、
▽津幡町が1か所で43人、
▽内灘町が3か所で135人、
▽志賀町が43か所で1199人、
▽宝達志水町が1か所で29人、
▽中能登町が3か所で67人、
▽穴水町が44か所で1825人、
▽能登町が60か所で2143人となっています。

このほか県は、高齢者や妊婦など、配慮が必要な被災者とその家族を優先して旅館やホテルなど、「2次避難所」への受け入れを進めています。

▽金沢市や▽小松市、それに▽加賀市などにある旅館とホテル、あわせて15か所の2次避難所には417人が避難しているほか、被災者を一時的に受け入れる「1.5次避難所」となっている▽金沢市の「いしかわ総合スポーツセンター」と「石川県産業展示館」には、あわせて194人が避難しています。

石川県によりますと、13日午後2時時点で県内では能登地方を中心に少なくとも1万1297棟の住宅被害が確認されたということです。

自治体別にみると
▽金沢市　
　全壊が4棟
▽七尾市
　全壊、半壊、一部破損が合わせて5010棟
▽小松市
　半壊が5棟、一部破損が156棟
▽加賀市
　全壊が5棟、半壊が12棟、一部破損が676棟
▽羽咋市
　全壊が15棟
▽かほく市
　全壊、半壊、一部破損があわせて698棟
▽白山市
　一部破損が51棟
▽能美市
　半壊が1棟、一部破損が135棟
▽野々市市
　一部破損が6棟
▽川北町
　一部破損が1棟
▽内灘町
　全壊、半壊、一部破損があわせて969棟
▽志賀町
　全壊、半壊、一部破損が合わせて2138棟、床上浸水が6棟、床下浸水が5棟
▽中能登町
　全壊が20棟、半壊が11棟、一部破損が21棟
▽穴水町
　全壊、半壊、一部破損があわせて1000棟
▽能登町
　全壊が352棟で、半壊、一部破損は多数

▽輪島市と▽珠洲市では多数の住宅に被害が出ていますが、現在も全体状況は把握できていないとしています。

石川県によりますと、13日午後2時の時点で、9の市と町のあわせておよそ5万5500戸で、断水が続いているということです。

▽中能登町の断水は13日に解消されました。

ほぼ全域で断水となっているのは
▽輪島市のおよそ1万戸、
▽珠洲市のおよそ4800戸、
▽穴水町のおよそ3200戸、
▽能登町のおよそ6100戸、
▽七尾市のおよそ2万400戸、
▽志賀町のおよそ8800戸です。

また、一部の地域で断水となっているのは、
▽羽咋市のおよそ1350戸、
▽かほく市のおよそ40戸、
▽内灘町のおよそ860戸です。

北陸電力送配電によりますと、今回の地震の影響で石川県の能登地方では13日午後5時の時点で、およそ1万800戸が停電しています。

自治体別では
▽輪島市でおよそ5600戸
▽珠洲市でおよそ3400戸
▽能登町でおよそ1600戸
▽穴水町でおよそ230戸などとなっています。

新潟県で48人がけがをしました。

福井県で6人がけがをしました。

岐阜県で1人がけがをしました。