能登半島地震 被災地への募金や寄付広がる 義援金詐欺に注意を

能登半島地震を受けて、自治体や公的な団体などが、被災者への義援金や被災地で活動する団体への支援金などの寄付を受け付けています。

過去の災害では福祉団体や公的機関などを名乗り、義援金をだまし取ろうとしたケースが確認されていることから、警察や消費者庁は募集する団体の活動状況や義援金の使いみちを事前に確認するよう呼びかけています。

石川県

石川県は、今月4日から義援金の寄付を受け付け、県庁の窓口と東京や大阪の事務所に募金箱を設置しているほか、振り込みのための専用口座を開設していて、初日だけで4000万円以上が集まったということです。

「石川県令和6年能登半島地震災害義援金」
北國銀行県庁支店(普通)28593
ゆうちょ銀行 00100-8-452361

日本赤十字社

日本赤十字社はホームページに振込先の口座情報などを掲載し、義援金の寄付を受け付けています。

「日赤令和6年能登半島地震災害義援金」
ゆうちょ銀行 00150-7-325411

「日本赤十字社」
三井住友銀行すずらん支店(普通)2787501
三菱UFJ銀行やまびこ支店(普通)2105493
みずほ銀行クヌギ支店(普通)0620669

中央共同募金会

中央共同募金会は、口座振り込みと専用ホームページでのクレジットカードなどによるネット決済で、被災地での災害ボランティア活動への支援金を募っています。

「社会福祉法人中央共同募金会」
三井住友銀行東京公務部支店(普通)0162585

「LINEヤフー」

インターネット広告配信大手「LINEヤフー」も、クレジットカードなどによるネット決済で被災者や被災地のために寄付できる専用ホームページを開設していて、8日正午までに15億円あまりが寄せられました。

クラウドファンディング ふるさと納税も

このほか、複数のクラウドファンディングサイトでNGOなどがプロジェクトを立ち上げて支援金を募っているほか、ふるさと納税の仲介サイトでも被災自治体支援の特設ページが開設されています。

マイルで寄付も

航空大手のANAは、能登半島地震の被災地への支援として、マイレージクラブの会員を対象にマイルを提供するかたちでの寄付を受け付けています。

会社によりますと、1マイル=1円相当で寄付を受け付け、集まったマイル分を会社が現金にかえて被災地の自治体などに送るということです。

会社のホームページには特設の申し込み画面が設けられていて、希望するマイル数を入力して寄付をすることができます。

会社では今後、自治体や支援団体などと調整し、具体的な活用方法を決めるとしています。受け付け期間は今月末までとなっています。

義援金をだまし取るケースに注意を

過去の災害では福祉団体や公的機関などを名乗り、義援金をだまし取ろうとしたケースが確認されていることから、警察や消費者庁は募集する団体の活動状況や義援金の使いみちを事前に確認するよう呼びかけています。