石川 能登半島地震で168人死亡確認 重軽傷者は少なくとも565人

石川県によりますと、8日午後2時の時点で、県内で、あわせて168人の死亡が確認されたということです。

▼輪島市で70人、
▼珠洲市で70人、
▼穴水町で18人、
▼七尾市で5人、
▼能登町で2人、
▼志賀町で2人、
▼羽咋市で1人となっています。

また重軽傷者は県内全体で少なくとも565人にのぼっています。

輪島市 1人は「災害関連死」の可能性

輪島市は8日午前11時の時点で、地震で亡くなった被災者が70人と発表しました。このうち今月3日に亡くなり、発表していた1人について、「災害関連死」の可能性があるとしています。

内閣府によると「災害関連死」とは、地震の揺れや津波などによる直接的な被害で亡くなるのではなく、その後の避難生活などで病気などが悪化したり体調を崩したりして命が失われるケースを言います。

輪島市によりますと、今月3日、市内の避難所で亡くなった人がいるとの連絡が、その日のうちに避難所の運営者から市に連絡があったということです。

亡くなった人の年齢や性別、住所、それに当時の状況など詳しいことは分かっていないとしています。

輪島市は「いまは行方が分からない人の確認や孤立した集落や孤立状態にある人たちの救助や物資の補給などを優先している。現時点での見解として災害関連死とみて発表している」としています。