気象・災害

石川 志賀町震度6弱と発表 気象庁 “地震計に異常ないか調査”

気象庁は6日夜遅く石川県志賀町で震度6弱の揺れを観測したと発表しました。震度6弱は1か所だけで周囲の震度3と開きがあり、気象庁は震源が地震計に近かったことが考えられるとしたうえで、地震計に異常がないか調査することにしています。

気象庁によりますと、6日午後11時20分ごろ能登半島沖を震源とする地震があり、石川県志賀町で震度6弱の揺れを観測したと発表しました。

気象庁によりますと、震源地は能登半島沖で、震源の深さは5キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.3と推定されています。

今回の地震では、震度6弱を観測したのが志賀町の1か所だけで周辺の震度3と差があるほか、役場の警備員は大きな揺れではなかったと話し、警察や消防にも被害の情報は入っていません。

これについて気象庁は未明に会見を開き
▽地震の波形から正常に地震を観測したとみられることや
▽揺れの強さを表す「加速度」は1492ガルと、阪神・淡路大震災の時の地震の891ガルを大きく上回っていたことを明らかにしました。

そのうえで、大きな揺れを感じなかったという声については、揺れが継続した時間が短かったためではないかとしています。

また、1か所だけ震度6弱を観測した理由については、震源が地震計に近かったことが考えられるとしています。

一方、通常は今回のような震度の開きがないことから、7日現地に職員を派遣して地震計に異常がないか調査することにしています。

今回の地震と今後注意すべき点について、気象庁は「揺れの強かった地域では、家の倒壊や土砂災害の危険があるため危険な場所に立ち入らないようにしてほしい。また、1日に発生した地震で揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度は最大で震度7程度の地震に注意してほしい」と呼びかけています。

地震計に異常ないか 職員派遣し調査

志賀町の地震計の設置環境について鎌谷紀子地震津波監視課長は、1月3日に気象庁職員が確認して問題ないと判断していると説明しました。

また計測震度は5.6だと説明しました。

震度6弱を観測した地震計のデータについては「P波、S波の波形は正常に地震を観測したように見える。大きく揺れている時間が5秒以内と短いことから揺れを感じなかった可能性もある」とした上で「震度6弱を観測したのが1点のみで周辺で震度4以上を観測していない。地震計に異常がないか現地に職員を派遣して調査をする」と話しました。

緊急地震速報が出なかったことについては

今回の地震で緊急地震速報が出なかったことについては「震度5弱以上が予想されなかったため」と説明しました。

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