柿沢未途 前法務副大臣 自民党に離党届を提出

ことし4月に行われた東京・江東区の区長選挙をめぐる公職選挙法違反事件で、衆議院議員会館の事務所などの捜索を受けた自民党の柿沢未途・前法務副大臣が離党しました。

ことし4月の江東区長選挙をめぐり、辞職した木村弥生前区長の陣営が選挙期間中、YouTubeに自身への投票を呼びかける有料広告を出していたとして、東京地検特捜部はことし10月公職選挙法違反の疑いで区長室などを捜索し、地元選出の柿沢未途・前法務副大臣は、木村前区長に有料広告の利用を勧めた責任をとりたいとして、10月末に法務副大臣を辞任しました。

特捜部は、先月、柿沢議員の地元事務所や秘書の自宅、それに区議会議員の自宅などを一斉に捜索したのに続き、14日、東京・千代田区の衆議院第二議員会館にある柿沢議員の事務所の捜索に乗り出しました。

これを受けて、柿沢議員は14日、離党届を提出して受理され自民党を離党しました。

柿沢議員は衆議院東京15区選出の当選5回で52歳。

東京都議会議員を経て、平成21年の衆議院選挙で当時の「みんなの党」から立候補して初当選し、おととしの衆議院選挙で当選したあと自民党に入党しました。