阪神 岡田監督 座右の銘を『球道一筋』に 日本一達成を機に

プロ野球、阪神の岡田彰布監督は日本一を成し遂げたことを機に、およそ19年前から心の支えにしていた座右の銘を新年に合わせて「道一筋」から『球道一筋』ということばに変えることを決めました。

岡田監督の座右の銘は現役時代に「有言実行」、2004年に阪神で初めて監督を務めてからは「道一筋」にしていて、ファンにサインを求められた際に色紙に書くなどしてきました。

ことし3月、筆書祈願で訪れた兵庫県西宮市の神社の絵馬には「道一筋」と書かれています。

このことばは、阪神一筋で通算222勝を挙げ「2代目ミスタータイガース」と呼ばれ、子どものころから尊敬していた村山実さんが色紙に記していた「球道一筋」がきっかけでした。

当時、岡田監督は「球道一筋」を座右の銘とはしませんでしたが、その理由について「球」のヘンに「王」の文字が入っていたため『新米監督で、日本一になっていない自分にはおこがましいと思ったからだ』と説明しました。

今シーズン、阪神が38年ぶりの日本一を成し遂げたことを機に岡田監督は11月、およそ19年間にわたって親しんできた座右の銘を2024年1月から『球道一筋』に変えると明かしていました。

岡田監督は「日本一になったら『球』をつけようと思っていた。やっと実現できた。区切りよく、新年から変えようと思っている」と感慨深い様子で話していました。