ホストクラブ 売掛金返済トラブル 支援団体が親対象の相談会

ホストクラブを利用した客の女性が高額な料金を請求され、それをホストが立て替える「売掛金」の返済をめぐるトラブルが相次いでいるとして、東京の支援団体が、トラブルを抱える若い女性の親などを対象にした相談会を開きました。

相談会は、東京 歌舞伎町でホストクラブをめぐるトラブルの相談に応じている「青少年を守る父母の連絡協議会」が開いたもので、売掛金のトラブルを抱える女性の、親など10人余りが参加しました。

はじめに、団体の代表の玄秀盛さんが、「ホストが売掛金を減らすためとして、客の女性に友人を紹介させてホストクラブに通わせるケースもあるなどやり方が巧妙化していて、親も気が付きにくい。たとえホストが親のところに取り立てに来ても、その場ですぐに支払わないでまずは相談することが大事だ」とアドバイスをしていました。

続いて、ホストから高額な料金を請求されているという20歳の女性が登壇し、「ホストから『お金イコール愛情だよ』と言われ、好きになってもらいたかったのでお金を使うようになった」などと自身の体験を語り、参加者たちはメモを取りながら話を聞いていました。

団体によりますと、「売掛金」の返済をめぐるトラブルの相談が全国から寄せられ、この4か月間で200件を超えているということです。

団体では来月も親などを対象にした相談会を開くことにしています。